2007年03月31日

今夜はドバイ!

いよいよ、今夜はドバイワールドカップをはじめとしたドバイワールドカップ諸競走が行われます。昨年のドバイといえば、なんといってもシーマクラシックを圧勝したハーツクライが素晴らしかった。日本のグランプリホースが世界の舞台でこれでもかというほど強さを見せ付けたのはスカッとしました。カネヒキリのワールドカップは残念でしたが、UAEダービーでは後のBCクラシックホース、インヴァソールに先着したフラムドパシオンもなかなか見事でした(その後の怪我は残念でしたが)。またゴドルフィンマイルをユートピアが圧勝してゴドルフィンに高額でトレードされるなど、いずれにしても日本馬の強さは世界レベルでも十分通用するというのを再確認できたレースだったのではないでしょうか。

今年も各レースに日本馬が揃い、あるいは勝ち負けが期待できるか?という馬も何頭かいます。もっとも期待したいのはやはりダイワメジャー、アドマイヤムーンが出走するデューティフリー。両馬とも実力は申し分なく、鞍上も名手。得にムーンは一度海外を経験しているのも強み、香港の内容はあのプライド相手に互角以上に渡り合ったものだっただけに大仕事に期待がかかります。

あとはポップロックは相手関係的にはそこそこやれそうですが、フサイチリシャールはダートだと並みの馬だけに・・・。ドバイの砂も時計が速い土みたいなコースですが、砂は砂です、やはり適正はある程度必要。そういう意味では芝でも重賞勝ちのあるヴァーミリアンなんかは本来この舞台は向いてそうな気もしますが。。いかんせん、絶対的なスピード能力とスタミナ能力でライバルに劣ると感じます。

日本馬の活躍もそうですが、今年の注目はなんといっても先に述べたインヴァソールと、それを1年前のUAEダービーで圧倒的に退けた怪物、ディスクリートキャットのドバイワールドカップでのリベンジマッチ。前者はドバイの敗戦を糧に、アメリカで連戦連勝を続け、ついにダート王者に輝きました。後者は昨年前半を休養に充て、裏路線で着実に力を蓄えながら満を持してのワールドカップ出走となりました。特に前走、初GI制覇となったシガーマイルの1分32秒台という時計は超破格、未だ無敗と底が知れないゴドルフィンの新たなスター、この対決は本当に楽しみです!!

全然関係ないけど、最近ブログの内容がどうもつまらないなと感じています。もともと自分の内面の落書きみたいなものなのであまりいい文章を書こうという意識はずいぶん昔に捨て去ったのですが、最近仕事として競馬を見る機会が圧倒的に増えたので、競馬に対するスタンスがどこか少し引いた感じになってしまっているのではないかと思います。いまはまだ仕事的に余裕がないからというのもありますが、やはり純粋にイチファンとしての視点をもって競馬を楽しむことがいかに重要か、文章を通して自分で自分に意識させられます。例のJpn表記の件もそうですが、基本的にJRA、競馬を運営・執行していく側とファンの意識はいつもズレています。ただ、それは立場やさまざまな制約を考えれば当然のこと。その中でいかに、お互いが納得できる形で競馬をつくっていけるかということが重要であり、1つの事象だけ取り上げてただただクレームだけいっていても発展がありません。馬券の売り上げも下がり、競馬離れもどんどん進む今日、ファンも主催者も独りよがりではなく歩み寄りの精神でもって、新しい仕掛けを行っていく必要があるのかなと。具体的な話はまたいずれ。
posted by 馬砂雪 at 21:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 競馬コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月25日

中京開催終了!そして思ったこと

僕の社会人生活の中で一番長く、そしてある意味あっと言う間に感じた1ヶ月がなんとか終わりました。この1ヶ月間はずーっと競馬開催に携わる仕事をしていて、本当にたくさんのことを勉強し、経験しました。初めての会社でいきなり現場に入ったりと馴れない環境で不安や戸惑いもたくさんありましたが、苦労の分、得たものも大きかったです。はっきりって1年そこらでどうこうなる仕事ではないと思いますが、やりがいがある仕事で充実した毎日が送れていることがうれしいです。

クライマックスの高松宮記念、スズカフェニックス武豊の雄姿。レース前はこんなにしょっぱいメンバーでGIなんてと思っていましたが・・・やはり生で体験すると感慨ひとしおでした。競馬ってこんなにカッコイイのかと改めて思いました。

さて、クラシックの足音がもうすぐそこまで近づいています。桜花賞はやはり3強の争い。ウオッカが抜けているという見方が大勢ですが、個人的にはマイル限定ならダイワにも逆転の目があると思っています。マーチャンはいかんせんスピードがありすぎて2頭と比べるとスタミナが厳しいか、展開次第ではあるが・・・

牡馬のほうは負かした相手がことごとく活躍している無敗のフサイチホウオーが一応の主役で、未対戦のアドマイヤオーラをはじめ、ナムラマース、フライングアップル、ヴィクトリー、アサクサキングスなどがリベンジに燃えるという構図。ホウオーは着差をつけない勝ち方だから、インパクトという点では弱いものの、これまでの対戦相手のレベルの高さは疑いようがなく、皐月賞の中心は揺ぎ無いか。中山で多頭数をどうこなすか、また、共同通信杯からぶっつけという未だ優勝馬のいないローテがどうか、など不安な点はいくつかありますが、個人的には左手前で走るのが得意なホウオーにとって、直線でスムーズに手前替えできる右回りの、しかも坂のあるコースは向いていると思います。父と同じローテでジンクスを破れるか?これはやってみないことにはなんとも・・・ジャングルポケット産駒が全般に使ってよくなるタイプが多いのでどうでしょう?やっぱりダービーを勝ってほしいなぁ
posted by 馬砂雪 at 23:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 競馬コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月03日

チューリップ賞、弥生賞、ジャングルポケット、転職などいろいろ

私事ですが、このところ転職したばかりということもありややバタバタとしてます。早速出張でローカルに飛んでるし。このブログもホテルで書いてる訳ですが、いままでのデスクワーク中心の職場からガラリ一変とあって、まずは体のほうを慣らさないと大変です。しかし、大変なだけあってやりがいのある仕事なので頑張らないと。。

さてさて、今日のチューリップ賞は一番人気のウオッカがダイワスカーレットを下して桜の女王へ向けて最高のステップを踏みました。断然人気の2頭でしたが、直線では2頭が他馬を大きく引き離す文字通りのマッチレース。しかも2頭ともまだ本気の競馬じゃないから恐ろしい。今年の3歳牝馬路線は、昨年末の段階でウオッカ、アストンマーチャン、ダイワスカーレットの3強が飛びぬけてレベルが高いという風に考えていました。例年と比較してもかなりハイレベルだという感じも時計面などから推測できたわけで、ブログでもすこし触れました。やはりその構図は間違いないようです、少なくとも現段階でこの3頭に割ってはいるような牝馬はまずいないでしょう、それぐらい能力・完成度などの点で3頭が抜けています。

ウオッカは文句なしの強さ、仕上がり。逆に今回のはじけ方が良すぎただけに、前走が余計かも・・・。本番で同じように弾ける手ごたえがあるかどうか?敵は己自身の体調面のみ、あと怪我・・・。ダイワはシンザン記念と同じように直線では相手がくるまで多少追い出しを我慢していましたが、結果的にまたも切れ負けした格好。ウオッカも馬なりのまま直線半ばで追い出してあの余裕だから当然強いわけですが、ダイワも目いっぱいの競馬でないことは明らか。本番でどのような作戦を仕掛けてくるのか非常に興味深いところです。


弥生賞は、そのダイワスカーレットに勝ったアドマイヤオーラ、そして朝日杯の覇者ドリームジャーニーが出走、人気を分けるでしょう。2頭の能力の高さと切れ味はとも凄まじいもので疑いようがないですが、僕はあえてタスカータソルテを本命に据えたいと考えています。

もちろん、ジャングルポケット産駒だからということがある。いや、理由と結果が逆かな。自分の目指す競馬のスタイルをしてくれる馬がジャングルポケット産駒に多い(当てはまる)ということか。ここ最近ふと思ったのが、サンデー系の馬達はどうもスマートな競馬をする馬が多いなということ。切れ味で最後の直線スパッと差しきってしまうというような競馬。まるでゴールの位置を知っていて、どれだけの脚を使えば差せるのかというのをわかった上で、切れる脚が出せるか出せないか(ディープインパクトに置き換えれば飛ぶか、飛ばないか)という競馬。つまり、一応の相手関係があっても、結局自分との勝負になっているような馬がいるような錯覚にとらわれます。もちろんそれは、ある意味もっとも効率的な競馬スタイルであり、サンデー系の馬の能力が優れているからこそ成り立つものなのですが。

ただ、ジャングルポケット産駒が現れてフサイチホウオーやトーセンキャプテンの競馬っぷりを見ていると、あくまで相手ありきの闘争心むき出しの競馬をしていて面白いなあと感じるわけです。4コーナーや直線で先頭の馬を追いかけるときの迫力、ベクトルがぜんぜん違うように思うのです、ゴールを見ているんじゃなくて、相手(敵)を見てるんですね。こいつらにとっては、時計速く走るだとかそんなことはどうでもよくて、とにかくレースで他のやつを負かすというのが重要なんだなと。タスカータソルテの過去2戦もやはり同じように相手をねじ伏せるような競馬をしています(抜け出すとソラを使います)。相手関係・時計面でいくら劣っていても、こういう馬の競馬に魅力を感じてしまうのは、その父親ジャングルポケットのそういう競馬スタイルが好きだったからだけでしょうか?それ以上に、こういう存在が競馬そのものを楽しくしてくれると予感しているからだと思います。走るフォームも頭が高く、決してほめられたものではないですが、やはり前を捉えに行く闘争心に何かを感じました。相手が強いからこそ、弥生賞はタスカータソルテで勝負してみたいと思います。
posted by 馬砂雪 at 22:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 競馬コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月11日

幸運な騎手、幸運な馬、強い競馬/きさらぎ賞回顧

四位が落馬負傷で幸四郎に乗り変わり、これが何かの予兆だった…

東京メインのダイヤモンドSでは大久保ドラゴン(龍)厩舎のエリモエクスパイアがノリの絶妙エスコートで2着。なにかが動き始めていた…

スタートよく飛び出した幸四郎騎乗のアサクサキングスが早々とハナに立って単騎の逃げを打ち、アンカツは抑えて2番手。やや出遅れ気味の1番人気オーシャンエイプスは後方から、ペリエと豊が並走。全馬もちろんオーシャンエイプスをマークでいつ動くのかと注意を払う。ただ一人、幸四郎を除いて。
おかしいと気付いたときには既に遅い、離して逃げるアサクサキングスは決して速くない、捉えに動くオーシャンの追われてからの脚が鈍い。結局、前に付け展開に乗ったアンカツ騎乗サムライタイガースに、ペリエ騎乗ナムラマースが猛然と追い込んでやっと交わすも2着まで。急遽乗り替わりの幸運を自ら自然体騎乗でものにした幸四郎の一人舞台だった。

成績・映像など
http://jra.jp/datafile/seiseki/replay/2007/016.html

アサクサキングスは飛びの大きい馬で広いコース向き、前走はごちゃついた挙げ句不利を食らい力を出し切れていなかった。今回は他馬がオーシャンエイプスをマークし過ぎるあまり、すんなり逃げさせてもらえたこと、さらに四位→幸四郎の乗り換わりで豊をはじめとした騎手の心理に僅かながらの緩みが出たかどうか知らない、有力馬が1000m通過61秒台のスロー逃げを打つという絶好の展開を引き入れたのが最大の勝因。上がりは35秒ジャスト、幸四郎自身のペース配分も絶妙だったが、なにより持ち味の自然体の騎乗が幸運を呼び込む結果となった。マイペースで行ければ終いまでしっかり伸びるこの逃げ馬は強い、百日草特別でサンツェッペリンを並んでから退けたように精神的な粘りもある。ただ、パドックではやや非力なタイプに映り本質的には直線急坂の中山や阪神よりは東京・京都向きのタイプに感じる、皐月賞よりはダービーでの逃げっぷりに期待したい馬。
思えばアサクサの田原源一郎オーナーが亡くなったのが今年の1月、今回キングスの背中をそっと後押ししてくれたようにも思えるし、そのときからこの「幸運な勝ち馬」の運命も決まっていたようにも思える。陣営にとっても本当に嬉しい勝利でしょう。この後は四位に戻るのかな、やっぱり?

2着のナムラマースもアサクサ同様、前走は休み明けプラス直線不利で不完全燃焼。今回はパドックでも抜群の張りでメンバーで一番よく見えた。状態最高で望んだレースだったが、ペリエが豊をマークしすぎる余り結果的に仕掛けが遅れ、上がり33秒台の末脚を繰り出すも勝利に届かなかった。やはり終いの脚は超一級品、正直血統的、馬体的にはこれ以上の上積みは望めないという印象が強い馬だが、春のクラシック戦線までなら十分通用しそう、勝ち馬との実力差はそうないでしょう。

問題は圧倒的一番人気で惨敗を喫したオーシャンエイプス。僕自身も本命に据えて、ナムラ・アサクサとの3連単しか買っていなかったわけですが・・・。道中の位置取りはあれでいいとして、スロー逃げの前を捕らえにいって捕らえきれず、さらには後ろから来た馬にも差されてしまっているわけですから完敗という他ありません。一度は交わしたサムライにすら最後差し替えされてましたし、弁明の余地なし。直線ではなかなか手前を変えずにもがいているようにも見えました。
まぁ結果からいえば戦前から持ち上げすぎたということですが、実際持ち上げられるだけの資質はある程度示していたとは思います。新馬戦の着差そのものは毎年何頭かいるレベルですが、ラップの内容、追わずにラスト3Fのラップを全て11秒台で上がった脚に、「追えばどれだけ伸びるのだろう?」という幻想を抱かせました。直前の追い切りでも栗東坂路でラスト2Fを12.0-12.0という古馬でもなかなかお目にかかれない優秀ラップを馬なりのままマークし、鞍上含めかなり期待がふくらんだことも人気を後押ししました。ただ、実際のレースではいざ追ってもそれほど伸びない、馬自体の状態は新馬のときより仕上がりよく見えましたし、やはりタイプ的に「追っても追わなくても一生懸命走ってしまう」馬ということなのでしょうか。この馬自身は新馬戦の時計を上回っている訳ですし、いわゆる不可解な敗戦という訳ではありません。想像していたような脚を繰り出すことが出来なかったから負けたということですね。馬体診断で触れたように、まだ緩さを残している馬体で、今後の伸びシロはあると思いますし、全身を使った綺麗なフットワークは天才的といっていいものです。この敗戦を糧に将来的には上を目指せる馬だと思います、今回は相手が強かった。


しかしなんというか、フサイチホウオーを応援する身としては、この結果はうれしい反面、複雑な心境です(贅沢な話ですが)。上位2頭はラジオNIKKEI杯でホウオーが負かした相手、もちろんそのホウオー自身の斜行で全力を出し切れなかった2頭だけに巻き返しは十分あり得るのですが、この結果を受けて今年の3歳牡馬クラシック直接対決ピラミッドの頂点が揺るぎないものへと変わりました。負かしていない有力馬はアドマイヤオーラぐらいか(モチ?)、この後のトライアルレース次第で新たな有力馬が登場してくるとは思いますが、このままいくと皐月賞は1番人気ということになりそう。ドリームジャーニーも中山ならおそらく強いでしょう、結局東スポ〜ラジオNIKKEI組が一番強いってことなのかな。そして豊はどの馬を選ぶのか・・・。なんだか妙な雰囲気になってきたクラシック戦線です。
posted by 馬砂雪 at 20:23| Comment(0) | TrackBack(2) | 競馬コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月05日

イグJRA賞2006! 最優秀(ネタ)調教師:森秀行

『「人々を笑わせ、そして考えさせてくれる研究」に対して 時には笑いと賞賛を、時には皮肉を込めて授与されるというイグ・ノーベル賞に倣い、2006年度に行われた競走と出来事を対象に、競馬に関わる馬・人・モノを表彰する』賞、それが「イグJRA賞」です。

トラセンさんの企画でおもしろそうだったので、自分も参加してみようと思いました。
早速ですがイグJRA賞2006、稚ブログからは最優秀(ネタ)調教師ということで「森秀行調教師」を選出いたします。


最初はGIで9回も2着したシーキングザダイヤにあげようと思ってたのですが、昨年一年を振り返って個人的に面白かったことや気になったこと、競馬ファンの間で地味に話題に上ったネタを思い返すと、いつもアノ厩舎が関わっていたことに気付きました。そうか、1年通して競馬ファンにネタを提供し続けたあの人を、あの厩舎を表彰すべきだなと考え直して今回の選出となりました。

それでは昨年1年で森秀行厩舎が残した偉大な業績(?)を簡単に振り返ってみましょう。

1月ドバイ国際諸競走の全てのレースに自厩舎の馬を登録、ノボトゥルー、キングオブサンデーのような超高齢馬やオフィサーやガブリンといった条件馬まで含み、関係者に「またか」という呆れと笑いを提供する。
2月ステキシンスケクンというかなり高ランクの珍名馬で重賞(アーリントンC)を勝ってしまう。
3月ガブリンを本当にドバイまで連れて行ってUAEダービーに出走させてしまう。(7着)
8月スウィフトカレントが新潟記念で僅差4着に入り、エリモハリアーと同得点に並ぶ。「規程により」サマー2000シリーズ初代チャンピオンに輝く。
ゼンノゴウシュウと入れ替わりでフサイチオーレをオーストラリアに連れて行き数ヶ月滞在、現地の日本人騎手騎乗で何度か出走(全て最下位付近)
9月珍名馬ステキシンスケクンで重賞(京成杯AH)制覇(2度目)
芝・中央競馬で未勝利のトーセンシャナオーで重賞(セントライト記念)を制覇
11月シーキングザダイヤがJCD2着となりGI2着9回(1着なし)という前馬未到の記録を確立
トーセンシャナオーをジャパンカップに出走(9着)させ失笑を買う
12月トーセンシャナオーを有馬記念に出走(14着)させ失笑(ry
JRA最多勝利調教師となる。(中央48勝、地方15勝)

まだまだありそうですが、とりあえずこの辺で。

ご存知のとおり、森秀行調教師は本家本元のJRA賞でも最多勝利調教師、優秀技術調教師を獲得し、本来ならば「イグ」であらためて受賞していただくまでもないとも考えました。しかし1年間通してさまざまなネタを提供し続け、その一方でちゃんとリーディングや重賞も獲得するしたたかさ。地方営業の巧さや国際レースの登録(無料)を利用した厩舎宣伝などよく知られていますが、それらの地道な努力がスーパーシルバーコレクターのシーキングザダイヤや、佐賀で初勝利を挙げたトーセンシャナオーのようなコアなファンがいるネタ馬を生んだ下地となり、地方交流の勝ち差で藤沢和雄厩舎のリーディングを阻むという快挙に結びついたのでしょう。というわけでダブル受賞でもいいじゃない、という結論に至りました。

一応フォローしておきますが、けっこう茶化して書いてはいるものの、森秀行先生の手腕には呆れるほど関心させられます。ネタや批判の元になっているさまざま行為もすべてルールに則った正当な手段、ただ人と明らかに違うことをやっているから目立ってしまうだけのこと。「人と同じことをしていては駄目だ」という気持ちがなければ進化がない。その全てが正しいとは限りませんが、勝負の世界で自分の行為とそこから得られる結果だけを頼りに新たな道を開拓していくことは決して容易ではありません。調教師界のパイオニアの今後の動向に注目しましょう。

ちなみに、トーセンシャナオーはフェブラリーをステップにドバイワールドカップデイの競走を目標にしているようです・・・
posted by 馬砂雪 at 20:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 競馬コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月20日

紙工作でジャングルポケット

フサイチホウオーがんばれー!!
今週ラジオNIKKEI杯に出走するフサイチホウオー応援の意味も込めてこんなものを作ってみました。

paper

昨日読んでた「keiba01」っていう雑誌で紹介されてた「ペーパーホースパーク」というサイトから図面をダウンロード(無料)させていただいて作りました。

ペーパークラフトって初めてやってみたけど、凄く時間掛かるし難しい・・・でも結構ハマるかも。ちなみにジャングルポケットは制作4時間ぐらい。ディープのほうが雑に作って3時間ってところです。ポケは舌まであってほんと細かいところまで良くできてるすごい図面です。

のりは木工用ボンド使うのがいいみたい。プリンタあったら少し堅めの紙を買ってきて印刷すればすぐできるし、興味がある人、小学校のとき図工が得意だったひとは是非チャレンジしてみてください!
posted by 馬砂雪 at 21:00| Comment(3) | TrackBack(0) | 競馬コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月24日

大混戦JCダート、とてもじゃないが絞れない!

史上初の外国馬0頭で行う今年のジャパンカップダート。メンバー中実績最上位、前走JBCクラシックを連覇したタイムパラドックスが追い切り後に骨折で回避…、これでもかというぐらい手薄なメンバーとなってしまいました。ダートGI馬はブルーコンコルドのみ、そのブルコンも本質的に距離不安があり、人気になるであろうシーキングザダイヤはとことん詰めが甘い。確たる本命不在の超混戦模様で何が来てもおかしくない状況。

優勝圏内と思える馬がゆうに5、6頭はいようかというメンバー、こういうレースを当てに行くなら本来1頭に的を絞るのは危険なんですが、そこはギャンブル、1着当ててこそ競馬の醍醐味ということで今回も本命単勝を本線にいきます。

で本命なんですが
スイマセン、わかりません!(><)

各馬の実力比較の材料はいろいろありそうですが、これだけメンバーが多彩だと決定打に欠ける、どの馬も普通なら本命に推せるほど絶対視できるタイプじゃないだけにどうしても予想が二の足を踏んでしまいます。今のダート界においてカネヒキリ、アジュディミツオーがどれだけ大きな存在なのか改めて感じるこのごろ。。


とりあえず

フサイチリシャール(前走だけではとても見限れない)
ブルーコンコルド(距離さえこなせば)
サンライズバッカス(馬体的に限界ありそうだが)
シーキングザダイヤ(詰めが甘いが力上位)
フィールドルージュ(前から目をつけてた)
ジンクライシス(調教抜群、状態良し)

ここまで絞った。



あとはパドック見て直感で決める!!

時には投げやりにならなければわからないこともあるんです。多分。
posted by 馬砂雪 at 19:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 競馬コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月23日

ジャパンカップというレースの意義

勢い余って長文駄文を連ねてしまいました、ご容赦を。。

今週は僕がGIの中でも最も好きなレース、ジャパンカップが行われます。土曜にはJCダートもあり、世界から集まった強豪達と日本馬の戦いを前にワクワクする…はずなのですが、今年は外国馬は芝の2頭のみ。まさか2レース合わせてスプリンターズSより外国馬が少ないなんて事態になるとは予想だにしませんでした(それ以前にダートは0なわけですが)。流石にこのような状況では外国馬VS日本馬という図式は成り立たず、このレースの存在意義そのものを問われる事態です。

そもそもジャパンカップの意義って何でしょう?日本で初めて海外馬に開放した国際レース、勝ち馬には国内外の名馬が名を連ね名実共に日本競馬の最高峰といっても過言ではありません。JRAにとっても長年推し進めてきた日本競馬国際化の象徴でもありました。それが実り、遂に念願だったパートI国入りを果たしたのですが、その年に外国から馬が来ないジャパンカップとは何という皮肉でしょう。

もともと時期的な問題や、日本の検疫問題、香港国際競走の成功、日本馬が対外的に強くなったことなど様々な要因で外国馬が来にくくなる下地はありましたから、たまたま今回は数が少なかったとも言えます。しかし、立地や時期、検疫環境の近い香港にあれだけ馬が集まることを考えると最大の問題はもっと別にありそうです。

外国馬が日本に、いやジャパンカップに遠征したくない理由は、レースの国際的ステータスと勝ち負けのリスクが釣り合わないからです。勿論、ドバイ、香港と並ぶ、高額な賞金体系は魅力でしょうが、目先の金より一番は競走を勝つことによる種牡馬としての価値を高めること(特に欧州陣営はその意識が強い)。国内で滅法強い日本馬を相手にして敗れるリスクと、勝って得られる総合的メリットが釣り合わないならわざわざ遠征するのは勿体無い。下手をすれば各国で積み上げてきた成績にキズを付けてしまいかねないわけで。

一応補足しておくと今回ウィジャボードのような超一流馬が遠征してきたのは(2度目というのもありますが)、牝馬、高速馬場得意、遠征得意、香港にも出走意志、調教師がいい意味で変わり者(?)、と条件が整ってという感じで、普通ならなかなかないことです。もう1頭の外国馬も牝馬で香港に出走予定というのは偶然でしょうか。

この問題、はっきり言って一朝一夕でどうこうなることではないと思います。ジャパンカップだけでなくその他の国際レースを充実させて、海外陣営に取って魅力的な条件と賞金を用意し、地道に日本のレースの価値を高めるという正攻法のやり方では、すぐ結果は出ないでしょうし。敢えて提案するなら、日本から馬を海外に買いに行く人間を増やし、また日本のマーケットに海外から買い付けに来てもらうように市場の相互交流を活発にすることで、日本のレースの価値を間接的に高めるやり方をさらに推し進めること(勿論もうやってますが)。そういう意味では先日のパートI国入りの意義は長期的に見て非常に大きいのではないかというのが僕の考え、JRAはこの点で評価されるべきだと思います。もっとも、それによって失うものもあるかもしれませんが…

話を戻して、ジャパンカップは今年日本がパートI国入りしたということで、設立当初からの目標を達成し、一つの役目を終えたといえるかもしれません。では何が残るのか?レースの意義を別の観点から考えると、「東京競馬場 芝2400m」という舞台設定が非常に重要だと思います。

全ての3歳馬が目標とするダービー、オークスと同じコースで行わなわれる古馬GIはジャパンカップだけ。直線が長く坂もありスピードだけでもパワーだけでもダメ、広いコースで紛れも少なく、底力を問われる「強い馬が勝つ」東京コース、そのコースで行う2400m戦こそNO.1を決めるに相応しいといえるでしょう。仮に外国馬が来なくても開放していること自体に意味がある、舞台設定こそ大事とするなら少なくとも「国内最高峰」としては機能するのではないでしょうか。売り上げの面で有馬記念に劣るのは仕方ないとしても、出走馬のレベル、レースレーティングにおいては常にトップを維持し続け、ファンにとっても日本の看板レースとしての位置付けを定着させることが大切。そういう意味では今年は、ディープ・ハーツの古馬トップ2とサムソン・ドリパス・パンドラの3歳牡牝のクラシック上位組が参戦し、海外からは2年ぶりにカルティエ賞欧州年度代表馬となったウィジャボードが出走とレベル的には申し分ないものと言えます。

「ハイレベルな競馬」「レベルの高い勝負」を突き詰めていくことが、JRAが目指している「スポーツ・文化として質の高い競技」としての競馬を促進するための近道。売り上げ一辺倒ではなく、ファンが求める熱い戦い、そういうレースを作っていくことによって競馬の人気が再燃するようにするために、ジャパンカップは必要不可欠なレースなのではないでしょうか。
posted by 馬砂雪 at 19:10| Comment(0) | TrackBack(1) | 競馬コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月30日

普通に乗って、普通に勝って、改めて知るメジャーの強さ

ダイワメジャーが本当に久々のGI勝利、僕自身、強さは認めつつももうGIを勝つことはおそらくないのでは?と思っていただけに素直に凄いなと思います。

天皇賞(秋)結果・レース映像
http://jra.jp/datafile/seiseki/g1/akiten/result/akiten2006.html

上位拮抗の勢力図、結果的にもやはり実力伯仲だったなと思わせるものでした。ダイワメジャー一番の勝因は「普通の競馬ができた」ことかな。スタートを決めて、道中は完全に折り合い、前に行く逃げ馬を見ながら理想的なペース。4角で先頭に立ち、直線ではまっすぐ伸びて並ばれても抜かせない。いつも通りのメジャーの競馬でしたが、それをこのGIの舞台で全くソツなくこなしたことこそが、力を出し切ることにつながったのでは。毎日王冠とほぼ同じ競馬で、馬の馬体自体のデキも全くといっていいほど変化なし。相手が強化されても、全く動じることなく自分の競馬を貫いて最後まで脚が衰えなかったのは歴戦で培った精神力の賜物。正直、この馬の強さは十分分かっていたのですが、あの長い直線で最後GIでは必ず誰かに差されてしまう、あるいは止まってしまうと決めつけていました。直線の入りから先頭に立って押し切ってしまうのは完全に想定外、スムーズな競馬だったとはいえやはり元々持っている物が違うなと改めて感じさせられました。

あと騎手がアンカツってのもまた良かったでしょう。普通にのって強い馬を「敢えて何もしない」乗り方をさせたら(特に大舞台で)おそらく日本一のジョッキー。鉄の心臓で緊張という言葉のカケラもないアンカツが「普通に乗って普通に勝った」天皇賞だったと思います。簡単に言いますが、それは非常に難しいことでしょう。また、今年の初めから常に安定して競馬を使えたという順調さ、それが実った結果だとも言えます。ノド鳴りで泣いた時期もありましたが、一度低迷した馬を肉体的にも精神的にも完全に立ち直らせた陣営はお見事というほかないでしょう。

ペース自体はインティライミがそこそこ飛ばしたのでスローにこそなりませんでしたが、今の馬場状態を考えるとそれほど速いとも思えず、またそれ以上に芝コンディションの良さから消耗の少ない馬場だったのは明らか。ダイワメジャーをはじめとする先行勢の脚色が鈍りにくかったのも、アドマイヤムーンのように本来スタミナに不安があるタイプの切れ馬が最後までガス欠にならなかったのも、その辺多少なりとも影響があったと思います。ただ、それは結果論であり、やはりダイワメジャーが強くなければあの競馬は不可能だったし、アドマイヤムーンの成長力も想像以上だったという感じ。その辺は完全に読み違いでした。

本命スイープトウショウは馬体減の影響は分かりませんがパドックでは内目を周回してしきりに尾っぽを振り、どうも落ち着かない・覇気のない様子。元々競馬に行くまでは何でもありの馬なので気にしませんでしたが、今回はレース中も向正面で口を割って力んでいたり、4コーナーでは早めに追い出す感じで手応えもいまいち。最後の最後でやっと大外から伸びてきますが、あの脚では到底前には届きません。外まわった分のロスはあの手応えではしょうがないでしょう。ペースや走破時計を見てもこの馬にとってベストのパフォーマンスだったとは言い難いものでした。最後同斤のアドマイヤムーンにも負けたのですから、そういうことでしょう。それでもダンスに先着したのは一応の面目は保ちました、アサクサに初めて東京で先着したのもちょっぴり収穫。

ダンスインザムードは直線まではいい流れでしたが、最後の直線では早めに仕掛けたら案外あきらめが早く、差し馬に最後で交わされた格好。毎日王冠のように一度先に抜けさせたら良かったのですが、ダイワのほうが手応えがよく、並ぶ前に離されてしまいました。気むずかしい馬で直線で競馬をやめるととたんに脚が止まる癖、今回もダイワに離されたと同時にフッと気がぬけたように走るのをやめました。相変わらずのお嬢さんです。

3歳馬アドマイヤムーンは大健闘でしょうね。個人的には札幌記念の内容でも2馬身分ぐらい足りない(何の基準だ?)と思ってましたが、上記のようにある程度の流れでも今の良い状態の馬場だと最後まで脚が持ちました。斤量の恩恵もかなり大きいでしょうが、それでも直線で2度ほど距離ロスがあり、狭いところから抜けてきたように精神的にもかなりの成長がみられます。スウィフトとは競馬の上手さの差で、実力はほぼ五分だったといるもの。まだまだ馬体が垢抜けていないだけに、ちゃんと実がはいってくればもっと安定してくるでしょう。

スウィフトカレントはオールカマーの内容評価して馬券でも買っていましたが、2着まで来るとは。流石ノリ、これで天皇賞も2年連続2getです、ほんとおめでとう。兄のアサクサデンエンより切れる脚が使えるので、一発ならこちらかなと思っていましたがノリが実に上手く、そして普通に捌いてくれたので結果的に全能力を引き出してダイワに迫ることに成功しました。あの半馬身差逆転はどうやっても無理ですが、この馬も夏以降の順調さがそのまま結果に出ました。

コスモバルクは結果的に4着だし、決して悪いところはなかったんですが、逆に行儀が良すぎて全く目立ちませんでした。もちろん身体能力の高さから成せるこの着順ですが、どうせ差しても今日みたいにアドマイヤムーンには負けるし、どうせならハードな競馬に持ち込んでも良かったと思うんですが、「いい意味でズブさがでてきた」という鞍上の言葉の裏を返せば、どこか「普通の馬」になってしまったのかもしれません。バルクの魅力、強さの源はあの気性の強さだと思うんですがねぇ・・・。
posted by 馬砂雪 at 11:17| Comment(0) | TrackBack(1) | 競馬コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月26日

バルクの存在がレースの流れを変える

バランスオブゲームが本日の調教後に故障判明、競走能力喪失だそうです。出走すれば有力な一頭だっただけに無念。というより屈腱不全断裂は一歩間違えば予後不良の重症、一命を取り留めただけでも本当に良かった。これだけ長い間一線級で頑張った馬です、引退は残念ですが本当にお疲れ様と言ってあげたい。


さて、今年の天皇賞もスローで軽い流れになる、という推測を昨日たてたわけですが、実はこの仮定には最大級の不安要素があります。それはコスモバルクの存在。

念願叶ってついに秋の天皇賞出走にこぎつけたバルクですが、こいつがいるのといないのではレースの流れがえらく変わってきます。元気の良いときのバルクは掛かる掛からないに関わらず、3〜4コーナーで動いて仕掛けてきます。逃げ馬を交わして一気に先頭に出ようとするのでペースが速くなる。そうすると前半がいくらスローで流れても4ハロンの持久戦になってしまい純粋に切れ味だけではきつい流れになってしまいます。まあ、過去そうならなかったことも無いわけではないですが、大概バルクが体調不良などの理由で普段より行きっぷりが悪い時。元気があれば果敢に勝負に行くスタイルがコスモバルク五十嵐冬樹です。

今年のバルクは岡田総帥の思惑通り夏と秋に一度ずつ使われ権利奪取と同時に体調万全、調子もここピークに持って来ました。前走は掛かる素振りも見せず前半から後方で折り合うというバルクらしからぬ競馬でしたが、本番ではこの馬本来の闘争心を弾けさせる競馬をしてくるはず。馬場が良く、インが有利となれば先手をキープしたいでしょうし、何より純粋な3ハロンの瞬発力勝負では分が悪いのは鞍上も承知。厳しくても自分から勝負に行かない限り活路は見えません。で、バルクがバルクの競馬しちゃうと、昨日言ったようなスローからの上がり3ハロン切れ味比べではなく、4ハロンの持久力勝負になる。そうすると浮上するメンバーが全然違ったりするんですよね。バルクの出方次第でいくらでもペースは変わってしまうとなれば、昨日の仮定は全く無意味ということになってしまいます。

まあそういう風にレースの流れに影響を与える存在感こそバルクの魅力なわけですが、予想する側としては迷惑極まりない存在ですw
おそらく今回もバルクは早めに動いてくるでしょう、ということは昨日とは全く別の馬が台頭してくる気が・・・結局どっちなんでしょう?
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2006年10月25日

秋天の牝馬について本気だして考えてみた

いや、本気で考えてもわかんないw

ここ数年やけに牝馬が上位にくるのが目立つなぁと感じる秋の天皇賞。もちろん、強い牝馬が出てるからといわれればそれまでなんですが、それにしても人気薄での活躍が目に付きます。

過去5年間で調べてみたら牝馬が出走した年は3回
2005年
1着ヘヴンリーロマンス(14番人気)
3着ダンスインザムード(13番人気)
5着スイープトウショウ(4番人気)

2004年
2着ダンスインザムード(13番人気)
3着アドマイヤグルーヴ(9番人気)

2002年
10着テイエムオーシャン(1番人気)

[1-1-2-2]
3着内率67% 複勝回収率652%

うむむ、すごい数字が出てきました。そりゃそうです、あんだけ人気薄が絡んでるのですから。逆に人気になった2頭はともに着外になっており、その辺どういう意味が含まれてるか知りませんが興味深いところです。

あと面白いのは、ダンスインザムードは2年連続で同じ人気で激走してるんですよね。結局は前年の2着がフロック視されていたということなんですが、同じ馬が同じレースで立て続けに好走するということはその辺にレースの鍵を握るヒントが隠されているような気もします。

そもそも牝馬が牡馬と決定的に違う点、それは斤量です。もちろん実力的に牡馬には劣るであろう故のセックスアローワンスなわけですが、こうも好走が続くからには、そこに何かあるのではと勘ぐりたくなる。昨年のヘヴンリーロマンスの勝利が個人的には決定打となりました。確かに前走で札幌記念を勝ったりその後のJC、有馬での走りを見る限り、フロックと切り捨てるのはおかしいでしょう。ただ、昨年の天皇賞の極端なスローペース、インベタの走り、上がりの速さ、それらすべての要素があの馬の勝利を後押しした感があります。

※注意※ここから先の文章は多分に妄想を含んでいます。

それもこれも東京競馬場の馬場が改修されたあたりから状況が変わってきました。馬場改修後の東京競馬場は水はけがよくなり、馬場コンディションの維持管理が非常によくなったことから、秋の開催が進んでも全く痛みがなく、時計が出やすいかつ馬にとってもダメージの少ない(スタミナの消費が少ない)馬場になったと思います。そして天皇賞の週でのBコース替わり、仮柵設置でインの馬場はさらに有利となり以前のように強い馬が直線馬場の中央から外目寄りを通って伸びてくるというようなことは見られなくなり、みんな内側数メートルの地点を通って伸びてきます。

しかも、「なぜか」積極的に逃げる馬がいなくなり、ペースがほとんど平均〜スロー以下。天皇賞秋で逃げ馬といえば、あのサイレンススズカの故障、「ローエン・ゴーステディ暴走事件」など何かと忌まわしい記憶がよみがえるのは偶然か?騎手心理にも「天皇賞で大逃げ打つとロクなことがない」なんて思っているのではないでしょうか。しかも昨年に関して言えばもうひとつ「天覧競馬」だったということも大きく影響したかもしれません。大事な競馬でレースを壊したくない、という心理。ストーミーカフェはかなりのスローで逃げ、タップも絡むことなく折合いました。そして今年も「悠仁親王殿下御誕生慶祝」天皇賞、JRAから事前に「ご伝達」があってもおかしくないでしょう。というわけで今年もスローになるかもよ、と。

牝馬が牡馬と比べて最も劣っているといわれるのは、パワーとスタミナ。逆に牡馬と張り合える部分はスピードと切れ。上記のことを総合して考えると、ここ数年牝馬が想像以上に天皇賞で上位に来るのは、「スタミナとパワーをあまり要求されない馬場・ペースになりやすい」ということ。またそれらの馬がロスの少なく馬場も綺麗な内目のコースを選択してことごとく伸びてきたことも重要。このレースに限っては、本来牝馬が牡馬と戦うときに必要とされる、スタミナやパワーの要素はそれほどなくても、牝馬らしい切れ味とスピードを生かす競馬で対抗できる可能性があるということです。さらには、先ほど述べた斤量面での有利さ。レコードが出るような高速馬場でロスのない競馬をし、先行してインから鋭く脚を伸ばすような競馬では、その2キロ差が大きくものを言ってきます。スピードが活かせる馬場なら牝馬に有利、となるわけです。先行出来る牝馬が内枠に入ったら、迷わず買いなさいということ。スイープは外回す可能性も高いので出来ればインで我慢してくれる内目の枠の時だけ狙いたい。

以上、妄想でした。
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2006年10月20日

菊花賞について考える2(各馬の力関係)

スポーツ新聞もテレビのニュースもディープ問題を大きく取り上げています。
とりあえず、この件はまだ真相がはっきりしていない部分が多いのでしばらく様子を伺います。


さて、菊花賞について前回は距離延長が非常に重要な要素だという、実に当たり前のことを長々と書きましたが、今回は今年のメンバーについての考察をしてみます。

今年の3歳牡馬は、これまでのレース内容、レーティングなどを総合して考えると、上位陣がかなり抜けて強く、かつ、実力が拮抗している状態かなというのが率直なイメージ。上位陣とは、メイショウサムソン、ドリームパスポート、アドマイヤメイン、アドマイヤムーン、マルカシェンク、フサイチリシャールまで。あくまで中距離以上の話ですが。
ムーンとリシャールは菊花賞には出走しないのでここではおいときます。そうなると今回は実質3強+1という図式かな。

この中で普通に考えれば春の二冠を果たしたメイショウサムソンが一番強いといえるでしょう。一言で言えば「総合的に強い」馬ですね。切れ味ならドリパスやムーンには及ばないし、メインのように自らペースを作って勝ちに行くような競馬をするわけじゃない。ただ、スピード・スタミナ・切れどれをとっても世代の上位クラスで相手に合わせたそつのない競馬が出来るということ、そしてなんといっても最大の武器はゴール前で一度並んだら絶対に抜かせない勝負根性。勝負根性ってのはいかにも抽象的であいまいな要素のようにも思えますが、この馬の場合、実績が1度や2度ではなく、とにかく並ばれた相手には必ず先着しているんですよね。2着争いでもきっちり先着してますからやはり相当負けん気が強いのでしょう、あそこまではっきり結果出してるとなると立派な武器です。

ドリームパスポートは世代最上級の末脚が武器。馬体はちょっと華奢な部分もありますが、溜めてからの爆発力、直線で内をついても怯まない精神的な強さ、後方からいく馬ならムーンと並び世代トップです。さらにこの馬は結構鞍上の指示に良く従うので道中の位置取りや仕掛けにあまり注文が付かないタイプで、どんな流れのレースでも対応できる競馬の巧さを感じます。そのへんはサムソンと共通してますね。

アドマイヤメインはデビュー当時は溜める競馬を試みるも伸びきれずに勝ちきれないという競馬が続きましたが、逃げる戦法をとるようになってからは安定しました。もともと頭の高い馬ですが、直線のフォームでさらにそれが顕著になり、全くといっていいほど追って味のない馬。だから後方からの競馬は駄目ですが、能力の高さは一級品で、前にいって自分でラップを刻めば、バテないので結果的に他の馬が脚が上がってしまいます。いまのところそこまでハイラップを刻んだことはないのですが、バテない馬ですね。

マルカシェンクは順調ならこの3頭と同等かそれ以上に評価されていたかもしれない馬です。デビュー当初から素質の高さ、スケールの大きさが評価され、無敗のまま重賞制覇。その後骨折し、復帰後の京都新聞杯とダービーで地力を示したのですが、再び骨折。さすがにこの時期に2度も骨折を経験した馬が、一度叩いていきなりGIでどうかというのはあります。しかも、ギリギリまで天皇賞に出ようか悩んだあげくの出走、万全とはいえない臨戦態勢でまぁ、評価しようにも難しいものがあります。ただ、力は当然ありますし、個人的には距離もある程度こなせると考えています、毎日王冠でも馬体が良い状態でしたし、あくまで次点としてこの馬を上げましょう。

上位3頭はかなり実力が接近しているというのが僕の見解、展開・距離などで着順が変わるんではないかと。2000mぐらいならドリームパスポートが一番安定してるでしょうし、2400ならサムソンとメイン。では3000mでは?なんとなく、自分の中でイメージが固まってきました。
タグ:競馬
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2006年10月19日

激震走る

耳を疑うようなニュースが飛び込んできました。
ディープインパクト号に関するお知らせ
10月1日(日)の凱旋門賞に出走し3着となったディープインパクト号の禁止薬物に関する理化学検査において、同馬の検体から禁止薬物(イプラトロピウム)が検出されたという報告を、フランスの競馬統括機関であるフランスギャロから受けました。

JRAによる説明会の内容

僕も仕事柄、いろいろ慌ただしかったです。寝耳に水とまで言いませんが、今日にも天皇賞の出否が出るかと言われていたので、予想外の展開に驚いています。

今日のJRAの記者会見で大分状況が掴めてきましたが、薬物の取り扱いについて現地で何かしらのとり違いのようなものが発生したようにも思えます。「イプラトロピウムは日本では禁止薬物とはされていない」とありますが、似たような効用の薬が禁止されているとの情報もありそのへんもちょっとはっきりしません。JRAが早々と「国内出走はOK」と言っているので、制度上の支障はないでしょうが、今後のローテへの影響は必至。誰が悪いとかそういう話は現段階では軽率でしょう。

薬物で失格といえば最近では今年のドバイWCで2着のブラスハットが記憶に新しい所。あの件では陣営の反論虚しく主催者の決定は覆りませんでしたが大きな禍根を残した模様。詳しくはこちら

国が違えば勝手も違うとはいえ、一方的な処分には陣営の言い分もあるはず。

元々フランスは薬物に厳しいみたいですが、あれだけ用意周到にことを進めていたディープ陣営がそんな基本的な見落としをするものなのか、個人的には信じられないというのが率直な意見。

現地の審査委員会が正式に認めれば凱旋門賞は降着または失格処分、「ディープインパクト狂騒曲」の最期がこれではオーディエンスのブーイングが収まらない。とにかくいまは、この後の動向に注目するほかないでしょう。
posted by 馬砂雪 at 23:20| Comment(0) | TrackBack(1) | 競馬コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月18日

武豊という人

今日はもういっぱつ菊花賞のことを書く予定でしたがネタが出来たので変更。

以下、今日更新の武豊日記より引用

昨年より楽な立場を利用して存分に戦いたい菊花賞(2006年10月18日)
 
 秋華賞のアドマイヤキッスは、いまも納得がつかない4着という結果。勝ち馬の強さには脱帽ですが、トライアルの内容から計ればボクの馬が力を出し切っていません。こんなこともあるので、競馬は難しいです。

 今週は菊花賞です。昨年とは比較にならないぐらい楽な気持ちで乗れますから、そういう立場を利用して存分に戦いたいですね。2冠馬に乗る石橋さんは大変な重圧と戦っているのでしょうが、去年のボクよりは楽じゃないかな? とも思っています。

 ディープインパクトが天皇賞に参戦するかも、と新聞はもちろん、テレビでも話題になっています。ボクにはまだなにも伝わってきていなくて、それを見て「へえ」なんて言っているわけですが、実に驚くべき注目度の高さだと思います。使うからには負けられない馬なわけで、特に池江先生は日々頭を悩ませていることと思います。ボクは、レースに出てきたときのディープインパクトを勝利に導くのみです。

なんつーか、この人の言うことたまにズレてないかな・・・と感じるんですよ。

僕らは騎手じゃないので、馬に乗っての感触というのはわかりません。実際、そう感じたならそれが全てでしょうけど、はたからみて秋華賞の内容は完敗に近いものでした。あの競馬をして「力を出し切っていないから負けた」というのは自分自身の騎乗や調教師の仕上げを否定することにつながりかねません。調教師も「勝った馬と同じ上がりだったし位置取りの差もあったな」という内容のコメントを発しているので(それって騎乗ミス指摘?)。昔っから負けず嫌いな性格で、結構子供っぽいこともこの日記で書いてきた武豊ですが、ディープの「今日は飛ばなかった」コメントに代表される、ファンの側から見ても負け惜しみにしか聞こえないコメントを平気で言ってくれるあたり、ある意味底が知れません。
別にバカにしているわけじゃなく、この人のそういう前向きというか自分自身と馬を信じる力が武豊の騎乗を支えてきたのだと思います。たまにそれがとんでもない方向に空回りすることもありますが。

ディープの天皇賞参戦の件は、出れば乗る気満々ですね。確かアドマイヤムーンの先約があったはずだけど利一を蹴ってでも乗るつもりかな・・・。さすがに世論の後押しがあるとなると強気ですが、相手が相手だけにちょっとどうなるか見守りたいところ。ま、ディープが天皇賞回避で丸くおさまるとは思いますが。
posted by 馬砂雪 at 21:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 競馬コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

菊花賞について考える

早速今週もGIですので予想っぽいことはしてみようと考えています。
いきなり話が変わりますが先日の秋華賞、実に良いレースでした。創設当初の荒れるGIというイメージで未だに語る人もいますが、近年は「強い馬が強い競馬で勝つ」というレースばかり、またここを勝った馬がその後非常に活躍するケースが目立ち、GIの中でも名勝負になりやすいレースとして定着してきている気がします。今年も無敗のオークス馬が非常に強い勝ち方でファンを魅了してくれました。

秋華賞の成功(売り上げはともかく)の一方で、菊花賞はどうでしょう?最近は有力馬が天皇賞のほうへ矛先を向けてしまうケースが目立ち、胸躍るような好メンバーでの頂上対決といったイメージは薄れ、どこか寂しい印象になりがちな気がします。三冠がかかったレースということで盛り上がることはあっても、レースそのものの盛り上がりはどうもイマイチ。原因は3000mという距離にあることは間違いないでしょう。

2000→2400と中距離の範疇で競馬をしてきた3歳馬がいきなり距離を600mも伸ばす訳ですから、これまでの力関係がその距離で通用するかどうかははっきりしない部分が多い。よって荒れる要素が大きくなり、予想も非常に難しくなります。そのほうがおもしろいという意見も当然あるでしょうし、長距離も制してこそ真に強い馬だというオールラウンダー最強説も別に否定はしないのですが、GIが荒れてばかりだと興ざめてしまうのもファン心理、素直に距離2000〜2400で競馬をすれば実力伯仲のよいレースが見れると思うのですがね。現に今年も距離を理由にアドマイヤムーンという有力馬が天皇賞への参戦を早々と決めました。札幌記念で古馬を退けた実力からいって、あの馬が2000mクラスの距離なら世代でもトップクラスの馬であることは疑いようがありません。そういった馬が出てこないクラシックに疑問を感じるのは自然なことだと思います。この辺の話は去年の記事でも詳しく書いてたのでちょっとリンク

で、菊花賞の距離に対する文句が本題じゃないんですよね。要は菊花賞が2000mなら余計なこと考えなくてすむから予想が楽なんですよ。単純に実力比較すればいいんですからね。でも実際は距離3000m。どの馬も未経験の距離でやはり長距離への適正というものがかなり重賞になってくる。これまで実績がなかった馬でも「この距離で高いパフォーマンスができる馬」であれば春の実績馬相手でも通用してしまう可能性がある。過去穴をあけているのは大体そういうタイプで、それこそ菊花賞を予想する上で最も気を付けなければならない点ということです。

なにいまさら当たり前のことを言ってるんだと思われるでしょうが、みんなその点をあまり考慮せずに過去の実績を最重視してしまうからオッズが乱れてレースが荒れるんだと思いませんか。極端な話「ここまでの実績は一旦忘れて考えなおす」というのはどうでしょう。2000mまででいくら実績があっても、ここではちっとも役に立たないかもしれない。能力比較をするならまず2000以下の実績は全て排除して考えてみる。皐月賞や神戸新聞杯を切って捨て、最も重視すべきレースは当たり前ですがダービーです。一番本番に近い距離のGIですから。ダービーでのパフォーマンスを基準に予想を立てることからはじめてみてはどうでしょうか。
posted by 馬砂雪 at 12:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 競馬コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月31日

2006クラシック番付表(牡馬編)3/31暫定版

今年の牡馬クラシックに向けて、皐月賞のトライアルレース、前哨戦はすべて終了しました。改めて自分なりの番付をまとめてみたいと思います。今回はありがちですが、便宜上相撲の番付風にしてみました。

◆2006クラシック番付表(牡馬編) 3/31暫定版

  西
横綱 アドマイヤムーン(武豊) フサイチリシャール(福永)
大関 サクラメガワンダー(内田博) ジャリスコライト(横山典)
関脇 フサイチジャンク(岩田) キャプテンベガ(安藤勝)
小結 ドリームパスポート(デムーロ) メイショウサムソン(石橋守)
前頭1 アドマイヤメイン(出否未定) グロリアスウィーク(柴田善)
前頭2 スーパーホーネット(四位) ショウナンタキオン(田中勝)

※前回の勢力図はこちら
>>2006クラシック勢力図(牡馬編) 2/13暫定版

まあ、どんなに可能性を広げても勝ち馬は間違いないこの中にいるでしょう。最有力はアドマイヤムーンフサイチリシャールで変わらず。アドマイヤムーンはここ2戦の内容を見る限り、自在性と強烈な決め手を武器に一歩抜けた感があります。ただ以前から言っているようにあまりハイペースを追いかけたことがないので本番のペース次第では脆い部分が出るかも知れません。鞍上が武豊に決まりましたが圧倒的に抜けた能力差ではないので取りこぼしは十分ありえます。

フサイチリシャールは今年に入って2度使われ共に2着。結果も内容も今ひとつですが陣営は体を作るためと脚質を測るために使っている感が強く、いずれも7分程度の仕上げ。中団につけてアドマイヤムーンと同じ位置から仕掛けてはさすが分が悪いですが本番の速い流れこそクロフネ産駒のこの馬向き。能力的にもやはり最有力。

以下続くのがジャリスコライトサクラメガワンダー。前者は京成杯が地味だったこと、そこからぶっつけのローテになったことで評価落ち必至ですが、初めての厳しい流れとマークに遭い伸びきれなかった朝日杯を除けば、未だ底は見せておらず、中距離なら十分圏内。ただ休み明けはやはり割引材料。北村騎手の成長に期待していたら横山典騎手に乗り替わりとのことで、まあ藤沢さん的にも今年はこの馬しか期待できないので早めにノリを確保したかったということでしょう、普段調教でも跨っていましたし、説明不要の名手ですからいきなりでも大丈夫だと思います。

サクラメガワンダーは弥生賞で仕掛けての反応が鈍いという弱点を再度晒しました。この馬もリシャール同様早い流れ歓迎で、休み明け叩かれた本番での上昇期待値は高いはず。ただアンカツが他馬を選んだことにより未だ鞍上未定はかなり不安材料、他の有力騎手はほとんど埋まっており、テン乗りで能力不発の可能性大・・・と書こうとと思っていた矢先、鞍上が内田博幸騎手に決定とのこと、やってくれるぜ友道さん、考えられる最高のジョッキーでしょう。パワフルに掻き込む走法的には中山向きも器用さに欠けるところから広いコースの方が向きそうです。中山コースは微妙ですが、追わせる馬に追える鞍上なので非常に注目の一頭、巻き返し可能。

本来の実績関係からすれば関脇と小結は逆でもいいのですが、「勝つ可能性」で見たときにはこちらのほうがありそうな気がするので一応上位にしておきました。フサイチジャンクキャプテンベガは共に底が見えていませんが、これまでのレースレベルを考えるとこの辺の評価が妥当。ジャンクは皐月賞でもダービーでも期待できそうですが、初めての重賞IでいきなりGIはリスクが多く、狙いはあくまでダービーか。そのときの鞍上は豊かもしれないし…。キャプテンベガは将来性と厩舎関係込みでアンカツが選んだのでしょうが、ダートでの走りもかなりのもので、仮に芝でダメでもダートで稼げる「保険」がきく馬です。そのへんも見込んでの選択なので現状はまだまだ足りない印象、走りが幼すぎで現時点では素質だけで走っている状態。

  ・
  ・
以下略(爆)

連勝馬あり、良血馬あり、無敗馬ありとなかなかタレント揃った面白い世代です。まるで2002年皐月賞前を思い出す…、あのときみたいに人気馬ほとんど総崩れはないと信じますが、世間で見られている印象ほど上位陣の実力差はないはずです。また上位2頭は距離限界がありそうなのでダービーの構図はたいぶ違ったものになりそうですね。

posted by 馬砂雪 at 22:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 競馬コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月27日

ハーツクライ圧勝、世界に示した日本の力!!

ハーツクライ、やってくれました!!ドバイシーマクラシックで戦前の予想どおりメンバー中No.1の実力を遺憾なく発揮し、後続をちぎって圧勝。しかも、スタートからハナを切って逃げるという大方の予想をはるかに超える展開。まったく、ルメールという男は相変わらず凄いやつです。

逃げたといっても、あくまで自然体の逃げ。スタートしてペースが超スローと見るやいなや、軽く押して先頭に立つという「結果逃げた」という形。それでも有馬記念の時と同様、全く折り合いを欠くことなくピタリと折り合い鞍上と馬の呼吸は一体。直線に入って他馬が必死に追う中、ルメールは全く手綱を動かさず馬なり、悠然と追い出しを開始すると逆に後続を引き離し最後まで余裕を残しながら5馬身差をつけてのゴール。これを圧勝といわずして、何と言おうか。しかも、「超」がつくほどではなかったとはいえ、国際GI、ウィジャボードをはじめ一線級のそろうドバイの舞台での圧勝ですから、これは凄い。これまでのパフォーマンスから、ハーツクライなら日本競馬のレベルを世界に証明してくれると期待していましたが、まさしく期待どおりの結果でしたね。

ハーツクライという馬は、以前は追い込み一辺倒のイメージでしたがルメール騎手が乗るようになって、一変したような印象です。それをして、昔乗っていた騎手が無理矢理追い込みにしていたから勝てなかったという人もいるかも知れません。が、実際のところ、以前のハーツクライにとってはやはり追い込みが自然体だったように思えます。昨年の夏を越して馬自身が大きく成長し、肉体的にも精神的にも別馬のようになったこと、その変化を自ら手綱を取ることで感じ取り、あくまで自然体のままハーツクライの自在性を引き出したルメール騎手。二つの可能性が偶然タイミング良く重なり合ったからこそなしえた「脚質転換」だったのだと感じています。むしろ「脚質開花」というべきか。とはいっても、確かに普通の騎手なら、逃げることは不可能だったことでしょう。追い込んで結果を残していた馬を逃げさせて失敗したら、一気に信頼を失ってしまいます。「俺とこの馬なら必ずやれる」という揺るぎない自信と、結果を恐れないチャレンジ精神、それがあったからこその有馬記念であり、その有馬あっての今回の「逃げ」て勝ったドバイということになります。

これで今年の夏以降のハーツクライディープインパクトの海外遠征も楽しみになってきました。今回の一戦はあくまでプロローグに過ぎない、もっと大きな夢を日本の競馬ファンに見せてくれると確信しています。

posted by 馬砂雪 at 10:12| Comment(0) | TrackBack(2) | 競馬コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月25日

今夜はドバイ祭り!

いよいよドバイミーティング各レースの出走時間が近づいてきました。昨年の日本馬はアジュディミツオー一頭と少々寂しいものでしたが、今年は一転して大挙9頭、6レースに出走という賑わい、ある意味これだけで快挙です。もちろん、そのメンバーもそうそうたるもので、国内ダート王者カネヒキリドバイワールドカップを筆頭に、ディープインパクトを破った有馬記念馬ハーツクライシーマクラシック、香港マイル・マイルCSを制した“アジアマイル王”ハットトリックデューティフリー、父の夢を叶えるかも知れないクロフネ産駒フラムドパシオンUAEダービーなどなど、ほんとおもしろいメンバーですね。

中でも個人的に最も注目しているのがシーマクラシックに出走するハーツクライ。昨年秋からずっと評価している馬ですが、3歳時とは比べ者にならないぐらい化けましたね、いまや堂々GI馬です。あのディープインパクトを破って見せた有馬記念ももちろんですが、ジャパンカップで伝説のコースレコードを破ってハナ差敗れたとはいえアルカセットと死闘を演じたあのパフォーマンスは、おそらく、現在全世界の芝馬の中でも頂点に位置するものでしょう。今回ブックメーカーの人気ではウィジャボードの方が上ですが、実績はともかく、直接対決で破った相手です。ドバイの芝コースは日本の馬場と非常に近く、直線が長いコースもハーツクライ向き。今度こそ世界の頂点に君臨できるでしょう。そうなってくれれば、自身の欧州遠征もそうですが、秋のディープインパクトの海外遠征に向けても、非常に希望が開けます。この馬が日本馬の現在のレベルをはっきり示してくれることを期待します。

カネヒキリの出走するドバイワールドカップですが、今年ははっきり言ってアメリカからの有力馬が皆無といった状態で、メンバー的に非常に手薄。ダートでの実績ならカネヒキリがNo.1という状態ですから人気も当然。圧倒的人気のエレクトロキューショニストは、昨年ゼンノロブロイをインターナショナルSで破ったことで記憶に新しい馬ですが、今年はゴドルフィン所有となり前哨戦のマトゥムークチャレンジラウンド3を圧勝。時計的にも相当レベルが高い可能性もありますが、逆に言えばダートの経験値はカネヒキリの方が上。ドバイのダートコースは日本の馬場より脚をとられにくく、芝馬でもこなしやすいので芝ではさっぱりのカネヒキリはどうなのかという疑問がありますが、個人的には昨年のジャパンCダートや今年のフェブラリーSのパフォーマンスを見る限り、巧く流れにさえのればチャンスはあると見ています。出遅れさえなければ好勝負でしょう。

といっても、明日も朝から仕事の身としては3時までの夜更かしは辛いっす・・・、というわけで今から仮眠タイム!
がんばれ日本!世界に日本競馬のすばらしさをみせちゃれ!!

 

posted by 馬砂雪 at 20:38| Comment(2) | TrackBack(1) | 競馬コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月14日

2006クラシック勢力図(牡馬編)2/13暫定版

さて、共同通信杯・きさらぎ賞の結果を受けて、牡馬クラシック路線はだいたい構図がはっきりしてきました。
現時点での一冠目(皐月賞)へ向けては下記のような感じですかね。

◆2006クラシック勢力図(牡馬編) 2/13暫定版

  馬名 次走 コメント


フサイチリシャール 直行 現時点皐月賞の最有力。
アドマイヤムーン 直行orトライアル 故障さえしなければ最有力次点。



サクラメガワンダー 弥生賞 距離伸びて末脚生きるタイプ。もう一戦見たい。
フサイチジャンク 若葉S 次走も楽勝なら最有力の一頭。
ジャリスコライト トライアル 現時点では関西馬に一歩足りない。成長次第。
ドリームパスポート 直行orトライアル 末堅実。ただ上位とはすでに勝負付済んでいる。


ショウナンタキオン 未定 地力不足。距離延長も微妙。
メイショウサムソン 未定 安定勢力。上位と逆転は難しい。
スーパーホーネット 弥生賞 距離長い?実力は間違いなくトップクラス。


マルカシェンク 未定 復帰すれば当然最有力だが、果たして。
ナイトレセプション 弥生賞 骨折で能力ダウン?エルコンの成長力も疑問。
キャプテンベガ 若葉S いい意味でも悪い意味でも未知の部分多い。
トーホウアラン トライアル 素質は高いが、まだ未完成。ダービー・菊向き。
マッチレスバロー 未定 故障で戦線離脱。ダートで見たい馬。

なんだか、某丹○氏の番付みたいですねw。まま、異論はありましょうが、個人的にはこの形で認識しております。なんにしても弥生賞と若葉Sの結果次第といった印象が強いですが、今年は上位の馬たちが比較的一緒に対戦していることが多く、実力比較をしやすいのでこの図で大はずれはないと思っています。あと、まだ底を見せていない馬も何頭かいますが、レースレベルやパフォーマンスから「ない」と思われる馬は除外しました。

 

本来なら負かした相手を考えればマルカシェンクが最有力候補なのですが、如何せん、いつごろ復帰できるか分からない状況ですので、何ともいえません。少なくとも皐月賞は無理でしょう。仮にダービー(トライアル)に間に合ったとしても、その他の有力馬達が実戦でしのぎを削っている間、調教を休んでいたという大きなブランクは埋められない気がします。

ただ、上記の表はあくまで「皐月賞」を見据えたものであり、ダービーとなると距離も伸びるので話は別。アドマイヤムーンフサイチリシャールも距離面での不安はありますし、そうなってくるとサクラメガワンダージャリスコライト、あるいはフサイチジャンクあたりが逆転する可能性も充分にあります。また、ここに今回載らなかった馬のなかにも、クラシックのころには台頭してきそうな素質馬も何頭かいますので、皐月賞後にもう一度同じ表を作ってみたいですね。

牝馬編もいずれやってみたいのですが、そちらのほうは近年稀に見る大混戦模様で、現時点で桜花賞の1番人気がどの馬になるのかすら見等がつかないといった状況。我がPO馬のサンヴィクトワールがエルフィンSで強い勝ち方をしてくれたので一応の候補馬ではありますが、 フサイチパンドラをはじめ2歳時に活躍した馬の不振が目立ちチューリップ賞が終わってみないことには何ともいえませんね。

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2005年11月07日

ナリタトップロード急逝

菊花賞馬ナリタトップロードが本日、9年の短い生涯を終えました。

ラジオNIKKEIニュース

この馬がクラシックで活躍していた頃は、まだ競馬を見始めたばかりであまり記憶に無いですが、古馬になってからテイエムオペラオーらとともにGI戦線で活躍した勇姿は今もはっきりと覚えています。跳びが大きく美しいフットワーク、それゆえに道悪が苦手で、それなのにやたらと天候には恵まれず、すいぶんと歯がゆいと感じるときもありました。GIは菊花賞の1勝だけ、でも引退レースの有馬記念まで常にトップクラスの実力で競馬を盛り上げてくれました。ファンも多く、愛嬌のある、栗毛の綺麗な馬でした。

個人的には2年前に社台SSに見に行ったのが最後になってしまいましたね。大好きな馬の一頭で、残念としかいいようがありません。

今は安らかに眠ってください。合掌。

posted by 馬砂雪 at 20:17| Comment(0) | TrackBack(3) | 競馬コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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