2007年04月30日

天皇賞、ウオッカ、香港etc

メイショウサムソンはなかなかの役者でした。良い手応えで早め先頭に立ち、がんばってがんばっての押し切り勝ち。近年ゴール前での差し比べとはいってもいわゆる「切れ味勝負」が多く、馬体を併せてからの粘り比べをする馬は少なくなりました、GIでああいう競馬をする馬は貴重であり、首の上げ下げでキッチリ勝ってしまうメイショウサムソンという馬の奥深さに改めて感服しました。昨年末はなかなか絞れず苦しんでいましたが、今春はだいぶ絞れてきて競馬ぶりも成長が伺えます。ディープとは違いますが、個性的な名馬としての資質十分、ライバルのドリパスが故障で戦線離脱してしまったのは残念ですが、しばらくは王道を走ってもらいたいですね。

馬場が良かったとはいえペースはかなり速めで、その流れを前から楽に追走していたデルタブルースにとっては絶好の展開だったはずですが、4角過ぎで失速して惨敗、写真やパドックを見る限り、まだ絞り切れてなかったのが敗因だと思います。調教師は速い馬場を敗因に挙げていますが、サムソンだってそういうタイプ、結果的に時計が速かったというだけで根本的にはそこじゃないと思います。

アイポッパーは1番人気で4着。出遅れて後ろから、外をまわしての競馬が痛かったというのもありますが、結局そういう言い訳しながらも4着に来ているわけですから力はあります。でも、GIを勝ちきるだけの力ではなかった、それだけのこと。この馬は運もあまりありませんが、展開向かないとGI勝てないという時点で力不足なのかもしれません。


さて、その夕方、香港ではクイーンエリザベス2世Cにアドマイヤムーンが出走。香港の英雄、ヴェンジャンスオブレインと人気を分けましたが、キネーン鞍上の伏兵ビバパタカに敗れ、ヴェンジャンスにも先着を許し3着でした。3角から動いていく脚は良かったですが直線に入ってからの手応えは正直あまり良くなく、早々と手前を替えていかにも余裕なさそうに見えたので不安に思っていたら案の定伸びない。最後は地力でなんとか3着まできたものの「勝つ脚」とはかけ離れたものでした。鞍上は状態は良かったと言っていますが、パドックの状態も確かに良さそうに見えました。しかし体重は減っておりドバイからの直行で調整が思うようにできず、見えない疲れがきていたように思います。ベストのムーンなら決して差しきれない流れではなかったでしょう。宝塚でのサムソンとの再対決は見物です。


あとウオッカのダービー参戦が正式に決定したようですね。正直、複雑というよりは残念な気持ちが大きいです。ダイワやベッラレイアとの勝負付けは終わっていないというのに、あえてダービーに行く必要があるのか?確かに角居調教師はオークスは既に勝っていてダービーは未だ参戦したことがない舞台、気持ちはわかりますが、無視されたライバル達はどうなるのか。「牝馬に敵なし」の状態なら大いにかまいませんが、これでは他陣営も納得がいかないことでしょう、というわけでダービーでは私的にはヒールに徹してもらいましょう。ダイワと同じ厩舎のフサイチホウオー始め、強力な牡馬勢で完膚無きまでに負かしてあげてください。ウオッカが強いのは誰の目から見ても明らかですが、「今年の牡馬なら勝負になる」という調教師の判断が大きな間違いだったと気付かせるような走りを期待しています。

GW突入でほんのちょっとだけど休めます、たまには競馬を忘れてゆっくりするのもいいかも。
posted by 馬砂雪 at 11:49| Comment(0) | TrackBack(0) | レース回顧 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。