2007年02月05日

イグJRA賞2006! 最優秀(ネタ)調教師:森秀行

『「人々を笑わせ、そして考えさせてくれる研究」に対して 時には笑いと賞賛を、時には皮肉を込めて授与されるというイグ・ノーベル賞に倣い、2006年度に行われた競走と出来事を対象に、競馬に関わる馬・人・モノを表彰する』賞、それが「イグJRA賞」です。

トラセンさんの企画でおもしろそうだったので、自分も参加してみようと思いました。
早速ですがイグJRA賞2006、稚ブログからは最優秀(ネタ)調教師ということで「森秀行調教師」を選出いたします。


最初はGIで9回も2着したシーキングザダイヤにあげようと思ってたのですが、昨年一年を振り返って個人的に面白かったことや気になったこと、競馬ファンの間で地味に話題に上ったネタを思い返すと、いつもアノ厩舎が関わっていたことに気付きました。そうか、1年通して競馬ファンにネタを提供し続けたあの人を、あの厩舎を表彰すべきだなと考え直して今回の選出となりました。

それでは昨年1年で森秀行厩舎が残した偉大な業績(?)を簡単に振り返ってみましょう。

1月ドバイ国際諸競走の全てのレースに自厩舎の馬を登録、ノボトゥルー、キングオブサンデーのような超高齢馬やオフィサーやガブリンといった条件馬まで含み、関係者に「またか」という呆れと笑いを提供する。
2月ステキシンスケクンというかなり高ランクの珍名馬で重賞(アーリントンC)を勝ってしまう。
3月ガブリンを本当にドバイまで連れて行ってUAEダービーに出走させてしまう。(7着)
8月スウィフトカレントが新潟記念で僅差4着に入り、エリモハリアーと同得点に並ぶ。「規程により」サマー2000シリーズ初代チャンピオンに輝く。
ゼンノゴウシュウと入れ替わりでフサイチオーレをオーストラリアに連れて行き数ヶ月滞在、現地の日本人騎手騎乗で何度か出走(全て最下位付近)
9月珍名馬ステキシンスケクンで重賞(京成杯AH)制覇(2度目)
芝・中央競馬で未勝利のトーセンシャナオーで重賞(セントライト記念)を制覇
11月シーキングザダイヤがJCD2着となりGI2着9回(1着なし)という前馬未到の記録を確立
トーセンシャナオーをジャパンカップに出走(9着)させ失笑を買う
12月トーセンシャナオーを有馬記念に出走(14着)させ失笑(ry
JRA最多勝利調教師となる。(中央48勝、地方15勝)

まだまだありそうですが、とりあえずこの辺で。

ご存知のとおり、森秀行調教師は本家本元のJRA賞でも最多勝利調教師、優秀技術調教師を獲得し、本来ならば「イグ」であらためて受賞していただくまでもないとも考えました。しかし1年間通してさまざまなネタを提供し続け、その一方でちゃんとリーディングや重賞も獲得するしたたかさ。地方営業の巧さや国際レースの登録(無料)を利用した厩舎宣伝などよく知られていますが、それらの地道な努力がスーパーシルバーコレクターのシーキングザダイヤや、佐賀で初勝利を挙げたトーセンシャナオーのようなコアなファンがいるネタ馬を生んだ下地となり、地方交流の勝ち差で藤沢和雄厩舎のリーディングを阻むという快挙に結びついたのでしょう。というわけでダブル受賞でもいいじゃない、という結論に至りました。

一応フォローしておきますが、けっこう茶化して書いてはいるものの、森秀行先生の手腕には呆れるほど関心させられます。ネタや批判の元になっているさまざま行為もすべてルールに則った正当な手段、ただ人と明らかに違うことをやっているから目立ってしまうだけのこと。「人と同じことをしていては駄目だ」という気持ちがなければ進化がない。その全てが正しいとは限りませんが、勝負の世界で自分の行為とそこから得られる結果だけを頼りに新たな道を開拓していくことは決して容易ではありません。調教師界のパイオニアの今後の動向に注目しましょう。

ちなみに、トーセンシャナオーはフェブラリーをステップにドバイワールドカップデイの競走を目標にしているようです・・・


posted by 馬砂雪 at 20:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 競馬コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。