2007年02月26日

ローエングリン、涙の復活/中山記念回顧

中山記念はあんまり予想せずに、この条件・斤量・相手関係・そして久々のこの鞍上と枠ならと思い、好きな馬ローエングリンの単複だけ買って気楽に見てました。スタートでいきなりビビッた。

成績・映像等
http://jra.jp/datafile/seiseki/replay/2007/020.html

ローエングリンが内枠から1年でそう何度もお目にかかれないレベルのスーパーロケットスタートを決めて、1馬身半ほどリード。先行馬がそろって前が競りあうような展開かと思いきや、この予想外の好スタート馬によって流れが確定しました。さすがにあのスタートを見せられては誰も行く気が起きないでしょう。あとはもうローエングリンの一人舞台、1000m通過59.5秒という淀みないペースで、速過ぎず遅すぎずの理想的なラップを刻み、4角まで持ったままの手ごたえ。直線シャドウゲイトが並びかけるのを簡単に振りほどくと、最後は大外急追エアシェイディ、ダンスインザモアを抑えて完勝。4年前の中山記念と同じように逃げ切りで勝利をつかんだ8歳馬の雄姿が輝いて見えました。

ローエングリンについては、僕は昔から「この馬でGI捕れないようなら伊藤正徳は調教師辞めたほうがいい」というようなことを偉そうにほざいてた記憶があります。それぐらい、この栗毛の外国産馬の才能に惚れていたし、そして調教師のレース選択・騎手起用などに大いに不満を持っていました。あの年のダービーに出ていたら、宝塚なんか使わず秋の天皇賞一本に絞っていたら、復帰後の岡部を乗せなかったら、そして例の暴走天皇賞・・・。あのときの戦犯とされた後藤浩輝騎手はそれからしばらくローエングリンの鞍上から下ろされ、伊藤調教師との間にも大きな溝ができました。それから長い年月を経て再び後藤とコンビを組んだローエングリンの華麗すぎる復活。美しいサラブレッドが再び輝きを取り戻したとき、競馬とはかくも素敵なものなのかと感じ、また自分がどれだけこの馬のことが好きだったのかということを改めて思い知らされました。後藤騎手の涙のインタビューを見るまでもなく、ローエングリンにまつわる話は涙なしには語れないのです。この馬が最後にGIを勝つところが見たい、本気でそう思うようになりました。

まったくもってついてないのはエアシェイディ。まさか同厩の大先輩の復活劇に華を添える引き立て役に回ろうとは・・・。内容自体は最後に馬群が固まったため外を回した分届かなかっただけで、直線の脚は際立っており勝ちに等しいものでした。勝った馬のスタートダッシュとそこからの完璧な騎乗内容に隙がなかっただけの話で、こればかりはしょうがない。まともならもう重賞を2つほどは勝っていてもおかしくない馬なんですけどねぇ。調教師にしてみれば、GI出走の賞金面から本当はエアシェイディのほうを勝たせたいという思惑だったのでしょう。わざわざアンカツを下ろしてノリを確保して、いらんことをたくさんやっている割に、やることなすことすべて裏目でまたシェイディは重賞勝利のチャンスを逃してしましました。それでもいんです、ローエングリンと後藤が勝ったんだから。おそらく今はそう感じているのではないでしょうか。伊藤正徳調教師にとっても本当は一番頑張ってほしい馬が復活してくれたのだから。


阪急杯は馬券も買わなかったし、あんまり予想してなかったのですがプリサイスマシーンの複勝圏は堅いかなぐらいに思っていました。最後は際どかったですがまさか同着とは・・・。重賞同着は久しぶりですね、湯浅調教師も最後の最後で重賞勝利はうれしかったでしょう。武豊スズカフェニックスは外をまわして差し届かずの、完全に脚を余した格好。内容的にはこの馬が一番強かったかもしれません。この路線はもう3年近く王座不在の状態が続いていますが、高松宮記念本番もその様相そのままに混戦模様になりそうです。


posted by 馬砂雪 at 17:56| Comment(0) | TrackBack(1) | レース回顧 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月25日

「競馬は格闘技」を再確認したレース/アーリントンC回顧

男と男の意地の張り合い、いやむしろ因縁か。
今週で引退となる本田優騎手のローレルゲレイロと、四位洋文騎手のトーセンキャプテン。2騎の激しい火花散るデッドヒートは言葉どおり馬体をぶつけ合うギリギリプレイ。結果的には四位の強気とキャプテンの勝負根性が勝ったが、レース本番、しかも重賞のゴール前での肉弾戦は日本の競馬においてはなかなかお目にかかれないもの。半分あきれるとともに、「競馬は格闘技である」という言葉を思い出し、勝負の世界だと実感させてくれました。

成績・映像等
http://jra.jp/datafile/seiseki/replay/2007/019.html

パトロールフィルム動画(ぶつかり合う様子がわかります)
http://jra.jp/JRADB/asx/2007/09/200701090111p.asx

審議内容が「2頭がぶつかったことに対する」もので、降着・失格なしの理由が「両馬が互いにぶつかったことによる事象」と片付けられたこのレース。勝利騎手インタビューで四位騎手が「本田さんのファンから野次られて気分悪いですね」と軽くむかつき加減に話していたところを見る限り、裁定ルームでも喧嘩すれすれのやり取りがあったのかなと思いたくなる。そもそもこの2人といえば昨年のエリザベス女王杯で「GI第1着降着」という大事件の加害者・被害者、今回は先にぶつかりに行った本田を四位が返り討ちでしてやったりの形だが、まさかよりにもよって本田引退週の重賞勝利がかかった一番でリベンジの舞台が整ってしまうとは・・・。もともと「レースを壊す」ことにかけては第一人者でもあるわけでらしい結末でもあったが。勝っても負けても「空気読め!」といわれる本田さんの今後に幸あれ。

とまぁ、人のことばかり書いてしまいましたが、勝ったトーセンキャプテンは凄かった。人気が示すとおり実績的にはローレルゲレイロのほうが2枚は上、強い相手と戦いながら常に接戦を演じてきていただけに、ある意味クラシックへ向けて既存勢力組の砦的存在。トーセンキャプテンは2戦2勝とはいえ、重賞初挑戦でまだまだ未知の部分が多く、逆にそれが買われての単勝2番人気。はっきりいってローレルどころかマイネルレーニアにすら適わないかもと思っていました。だが恋は盲目、我が愛しのジャングルポケットの産駒とあっては贔屓しないわけにはいかない。もちろんこの馬自身のこれまでのレース振りもなかなかのものでした。とにかく並んで抜かせない、相手に絶対先着させないという強い意志が感じられる馬で勝負根性が強く、未知の可能性にかけてみたくなる要素は十分。レースでは内枠ということもあって鞍上が上手くエスコートし、経済コースからこの馬がもっとも力を発揮できるゴール前で並びかける形に持ち込んでくれました。ローレルゲレイロが来るの待って、一度前に出られてもそこから抜き返すすばらしい勝負根性、これぞまさしくジャングルポケットだという素晴らしい競馬をしてくれました。馬券も3連単でとれたし、ほんとポケ様ありがとう!

これで無敗のジャングルポケット産駒が2頭、皐月賞にコマを進めることになります。来週は弥生賞にタスカータソルテも出走しますし、場合によっては本番で上位人気をジャングルポケット産駒が独占?この展開は凄すぎる・・・、妄想も大概にしときますが、それにしても母父に入っても恐ろしい遺伝力を発揮するサンデーサイレンス様が一番凄いわ。
posted by 馬砂雪 at 23:45| Comment(0) | TrackBack(3) | レース回顧 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月18日

勝利の美酒はアッサリ味/フェブラリーS回顧

呆気ないほどの快勝、アンカツらしい勝ち方でした。

成績・レース映像
http://jra.jp/datafile/seiseki/g1/feb/result/feb2007.html

前日から降り続いた雨で不良にまでなった東京のダート。これだけ降ったんだからさすがに時計掛かるかと思いきや、脚抜き良くレコードの出る高速馬場でした。これは時計勝負になるなと、ダイヤとバッカスを中心視するも肝心の本命がミツオーでは…

アジュディミツオーは相変わらず芝のスタートと出脚が非常に悪く、それでも今日はまだマシなほうだったけど、ハナは奪えず自分の形に持ち込むことができませんでした。結構スピードあると信じてたけどやはり中央ダートでは時計負けするようです。残念。流れ自体も前に行った馬にはきつい流れでした。

勝ったサンライズバッカスは思ったより体重は減ってなかったものの、パドックではいい張りで充実して映りました。カネヒキリと接戦をしてきた実力馬が、遂にタイトルゲット。でも、まだ暫定王者、ライバル達の復帰が待たれます。

バッカスとは対照的にブルーコンコルドは中間あれだけハードに調教積んだにも関わらず、明らかに太め残り。4角で置いて行かれたズブさは重かったのも影響したと思います。終わったころに飛んできてなんとか2着したものの、鞍上の仕掛け、陣営の仕上げ不足、どちらも疑問が残るものでした。馬はいいんだけどなぁ…、最大のチャンスで中央GIを逃して「次」があるほど甘くはないでしょう。

ビッググラスはきれいな馬体と元気な周回が目について、どれだけやるかなと期待していましたが、上出来の3着。まだ上がり目十分の成長株です。

森勢はベストは頑張ったが、ダイヤはかなり不甲斐ない結果。馬体から状態イマイチとは思いましたがそれでも高速馬場ならやはり切れないと判断して対抗評価しました。今回はこの馬の実績から言って明らかに走らなすぎで、同じストームバード系のバッカスがあれだけ走るんだから馬場傾向的には向いてたはずだし、やはり体調一息だったのでは。あともう一つ気になったのが、道中の位置取り。いくら速い流れだったとはいえ、バッカスやブルコンと同じ位置からでは上がり負けするのは明らか。もうちょっと早めに動くなりの対処があっても良かったのでは・・・。

しかしアンカツ好調ですね〜。最近は乗鞍絞ってますが、それでもリーディング維持。当然、勝率・連対率ともに凄いことになってます。今日のバッカスもそうですが、スタートきめて(今日はやや出遅れましたが、焦りませんでした)、道中ほとんど無駄なことをせず回ってくる、一番いいタイミングで仕掛けてきっちり勝つ。簡単なようで一番難しい、「普通に乗る」ということをどんな状況でも冷静にこなせる技術と精神力。現役時代の岡部幸雄騎手を彷彿とさせる職人芸の域に達しています。この調子でホウオーも宜しくお願いします。そして武豊一党独裁政権を崩してください。

今回は素直に馬体チェック上位馬で良かっはずなのにまた変な買い方をしてしまった…。毎回馬体で買えるわけではないのでそれでいいとは思いつつ、馬体で買わなかった時に限って当たってるのはナゼナンダゼ?
posted by 馬砂雪 at 20:59| Comment(0) | TrackBack(2) | 競馬ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月15日

アンミツ合格、稔不合格、本田も調教師合格

今日、今年度のJRA騎手・調教師試験の合格発表がありました。
http://jra.jp/news/200702/021501.html

以前のエントリーでも紹介し、注目していたアンミツこと安藤光彰騎手は見事に合格、本当におめでとう!そして2年連続で1次試験免除で臨んだ吉田稔騎手は再び不合格でした。2次試験は面接がメインで、人物・性格・素行など適性判断するもの。一般に「普通は受かる」といわれているもので、さすがに2年連続となると本人に何かしらJRAが問題視する要素があるのかもしれません、事実がわからないのであまり勘ぐるのもどうかと思いますが。昨日、園田でゴールデンジョッキーカップを優勝したばかりというのに・・・
競馬学校卒業生は全員合格したようですね。サークル関係者は藤岡佑介騎手の弟の藤岡康太騎手のみとのこと。

調教師試験のほうは、本田優騎手が現役で合格を果たしました。カワカミプリンセスやローレルゲレイロといったGI戦線での活躍が期待される馬の主戦騎手ですが、本人は「騎手を辞めるのに未練はない」とのこと。転身を祝福しつつ、個性派ジョッキーが引退してしまうのが惜しまれます。カワカミは誰が乗るのかな?厩舎を考えると角田が有力?
あと鹿戸雄一騎手も合格、藤沢厩舎で調教助手状態でしたが晴れて調教師となりました。おめでとうございます。

もうひとつJRAから発表があり、常石勝義騎手が引退とのことです。
http://jra.jp/news/200702/021502.html
2度の大きな落馬事故で生死を彷徨うという、辛い経験をしながら、騎手復帰へ向けてリハビリを続けていましたが、ついに現役復帰は叶いませんでした。ただ、彼については1度目の時点で「奇跡の復帰」といわれていただけに、今回も復帰を期待する半面、命が助かっただけでもよかったという気持ちもあります。ビッグテーストでのJGI制覇もさることながら、個人的にはオースミコスモとのコンビで牝馬戦線を沸かせたのが印象的でした。本当にお疲れ様でした。
posted by 馬砂雪 at 23:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 競馬ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月11日

幸運な騎手、幸運な馬、強い競馬/きさらぎ賞回顧

四位が落馬負傷で幸四郎に乗り変わり、これが何かの予兆だった…

東京メインのダイヤモンドSでは大久保ドラゴン(龍)厩舎のエリモエクスパイアがノリの絶妙エスコートで2着。なにかが動き始めていた…

スタートよく飛び出した幸四郎騎乗のアサクサキングスが早々とハナに立って単騎の逃げを打ち、アンカツは抑えて2番手。やや出遅れ気味の1番人気オーシャンエイプスは後方から、ペリエと豊が並走。全馬もちろんオーシャンエイプスをマークでいつ動くのかと注意を払う。ただ一人、幸四郎を除いて。
おかしいと気付いたときには既に遅い、離して逃げるアサクサキングスは決して速くない、捉えに動くオーシャンの追われてからの脚が鈍い。結局、前に付け展開に乗ったアンカツ騎乗サムライタイガースに、ペリエ騎乗ナムラマースが猛然と追い込んでやっと交わすも2着まで。急遽乗り替わりの幸運を自ら自然体騎乗でものにした幸四郎の一人舞台だった。

成績・映像など
http://jra.jp/datafile/seiseki/replay/2007/016.html

アサクサキングスは飛びの大きい馬で広いコース向き、前走はごちゃついた挙げ句不利を食らい力を出し切れていなかった。今回は他馬がオーシャンエイプスをマークし過ぎるあまり、すんなり逃げさせてもらえたこと、さらに四位→幸四郎の乗り換わりで豊をはじめとした騎手の心理に僅かながらの緩みが出たかどうか知らない、有力馬が1000m通過61秒台のスロー逃げを打つという絶好の展開を引き入れたのが最大の勝因。上がりは35秒ジャスト、幸四郎自身のペース配分も絶妙だったが、なにより持ち味の自然体の騎乗が幸運を呼び込む結果となった。マイペースで行ければ終いまでしっかり伸びるこの逃げ馬は強い、百日草特別でサンツェッペリンを並んでから退けたように精神的な粘りもある。ただ、パドックではやや非力なタイプに映り本質的には直線急坂の中山や阪神よりは東京・京都向きのタイプに感じる、皐月賞よりはダービーでの逃げっぷりに期待したい馬。
思えばアサクサの田原源一郎オーナーが亡くなったのが今年の1月、今回キングスの背中をそっと後押ししてくれたようにも思えるし、そのときからこの「幸運な勝ち馬」の運命も決まっていたようにも思える。陣営にとっても本当に嬉しい勝利でしょう。この後は四位に戻るのかな、やっぱり?

2着のナムラマースもアサクサ同様、前走は休み明けプラス直線不利で不完全燃焼。今回はパドックでも抜群の張りでメンバーで一番よく見えた。状態最高で望んだレースだったが、ペリエが豊をマークしすぎる余り結果的に仕掛けが遅れ、上がり33秒台の末脚を繰り出すも勝利に届かなかった。やはり終いの脚は超一級品、正直血統的、馬体的にはこれ以上の上積みは望めないという印象が強い馬だが、春のクラシック戦線までなら十分通用しそう、勝ち馬との実力差はそうないでしょう。

問題は圧倒的一番人気で惨敗を喫したオーシャンエイプス。僕自身も本命に据えて、ナムラ・アサクサとの3連単しか買っていなかったわけですが・・・。道中の位置取りはあれでいいとして、スロー逃げの前を捕らえにいって捕らえきれず、さらには後ろから来た馬にも差されてしまっているわけですから完敗という他ありません。一度は交わしたサムライにすら最後差し替えされてましたし、弁明の余地なし。直線ではなかなか手前を変えずにもがいているようにも見えました。
まぁ結果からいえば戦前から持ち上げすぎたということですが、実際持ち上げられるだけの資質はある程度示していたとは思います。新馬戦の着差そのものは毎年何頭かいるレベルですが、ラップの内容、追わずにラスト3Fのラップを全て11秒台で上がった脚に、「追えばどれだけ伸びるのだろう?」という幻想を抱かせました。直前の追い切りでも栗東坂路でラスト2Fを12.0-12.0という古馬でもなかなかお目にかかれない優秀ラップを馬なりのままマークし、鞍上含めかなり期待がふくらんだことも人気を後押ししました。ただ、実際のレースではいざ追ってもそれほど伸びない、馬自体の状態は新馬のときより仕上がりよく見えましたし、やはりタイプ的に「追っても追わなくても一生懸命走ってしまう」馬ということなのでしょうか。この馬自身は新馬戦の時計を上回っている訳ですし、いわゆる不可解な敗戦という訳ではありません。想像していたような脚を繰り出すことが出来なかったから負けたということですね。馬体診断で触れたように、まだ緩さを残している馬体で、今後の伸びシロはあると思いますし、全身を使った綺麗なフットワークは天才的といっていいものです。この敗戦を糧に将来的には上を目指せる馬だと思います、今回は相手が強かった。


しかしなんというか、フサイチホウオーを応援する身としては、この結果はうれしい反面、複雑な心境です(贅沢な話ですが)。上位2頭はラジオNIKKEI杯でホウオーが負かした相手、もちろんそのホウオー自身の斜行で全力を出し切れなかった2頭だけに巻き返しは十分あり得るのですが、この結果を受けて今年の3歳牡馬クラシック直接対決ピラミッドの頂点が揺るぎないものへと変わりました。負かしていない有力馬はアドマイヤオーラぐらいか(モチ?)、この後のトライアルレース次第で新たな有力馬が登場してくるとは思いますが、このままいくと皐月賞は1番人気ということになりそう。ドリームジャーニーも中山ならおそらく強いでしょう、結局東スポ〜ラジオNIKKEI組が一番強いってことなのかな。そして豊はどの馬を選ぶのか・・・。なんだか妙な雰囲気になってきたクラシック戦線です。
posted by 馬砂雪 at 20:23| Comment(0) | TrackBack(2) | 競馬コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月08日

安藤光彰、48歳の挑戦

弟・アンカツに続く!48歳“アンミツ”JRA騎手2次試験受験(サンスポ)

アンミツこと安藤光彰騎手が中央入りを目指して、JRA騎手2次試験を受験しました。

48歳の今でも笠松のトップジョッキー、実弟のアンカツは地方から中央への転身第1号でしたが、兄も負けじと近年は積極的に中央競馬に参戦し重賞勝利など活躍していました。なにが凄いって、48歳という年齢で1日8時間も勉強して1次試験を通ったこと。同じく1次を通った赤木騎手や柴山騎手はまだ若いですが、アンミツはもう普通なら引退を考えてもいい年齢、騎乗の合間を縫って、競馬のことを一から勉強するベテランの姿を想像しただけで頭が下がる思いです。しかも、挑戦を決意した1番の理由が、「笠松が存続の危機にあり、騎乗に集中できないから」ということ。慣れ親しんだ地元に最後まで拘るのではなく、貪欲に自分の活躍のステージを探そうという姿勢、現在フリージョッキーとして活躍するミスターピンクこと内田利雄騎手にも共通することですが、騎手という仕事を極めることには終わりがないんだなぁと思います。

常識的に考えればあと数年乗れればいいところ、その僅かな時間でまだやり残したことがあると言わんばかりに、一からの挑戦。これを読んで思ったのは、自分が48歳になったときに、果たしてこれだけアグレッシブに人生に、いろんなものに挑戦していけるだろうか?ということ。この兄弟にはいつも勉強させられます。

2月15日に合格発表、アンミツの挑戦に今後も注目したいと思います。
posted by 馬砂雪 at 21:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 競馬ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月05日

イグJRA賞2006! 最優秀(ネタ)調教師:森秀行

『「人々を笑わせ、そして考えさせてくれる研究」に対して 時には笑いと賞賛を、時には皮肉を込めて授与されるというイグ・ノーベル賞に倣い、2006年度に行われた競走と出来事を対象に、競馬に関わる馬・人・モノを表彰する』賞、それが「イグJRA賞」です。

トラセンさんの企画でおもしろそうだったので、自分も参加してみようと思いました。
早速ですがイグJRA賞2006、稚ブログからは最優秀(ネタ)調教師ということで「森秀行調教師」を選出いたします。


最初はGIで9回も2着したシーキングザダイヤにあげようと思ってたのですが、昨年一年を振り返って個人的に面白かったことや気になったこと、競馬ファンの間で地味に話題に上ったネタを思い返すと、いつもアノ厩舎が関わっていたことに気付きました。そうか、1年通して競馬ファンにネタを提供し続けたあの人を、あの厩舎を表彰すべきだなと考え直して今回の選出となりました。

それでは昨年1年で森秀行厩舎が残した偉大な業績(?)を簡単に振り返ってみましょう。

1月ドバイ国際諸競走の全てのレースに自厩舎の馬を登録、ノボトゥルー、キングオブサンデーのような超高齢馬やオフィサーやガブリンといった条件馬まで含み、関係者に「またか」という呆れと笑いを提供する。
2月ステキシンスケクンというかなり高ランクの珍名馬で重賞(アーリントンC)を勝ってしまう。
3月ガブリンを本当にドバイまで連れて行ってUAEダービーに出走させてしまう。(7着)
8月スウィフトカレントが新潟記念で僅差4着に入り、エリモハリアーと同得点に並ぶ。「規程により」サマー2000シリーズ初代チャンピオンに輝く。
ゼンノゴウシュウと入れ替わりでフサイチオーレをオーストラリアに連れて行き数ヶ月滞在、現地の日本人騎手騎乗で何度か出走(全て最下位付近)
9月珍名馬ステキシンスケクンで重賞(京成杯AH)制覇(2度目)
芝・中央競馬で未勝利のトーセンシャナオーで重賞(セントライト記念)を制覇
11月シーキングザダイヤがJCD2着となりGI2着9回(1着なし)という前馬未到の記録を確立
トーセンシャナオーをジャパンカップに出走(9着)させ失笑を買う
12月トーセンシャナオーを有馬記念に出走(14着)させ失笑(ry
JRA最多勝利調教師となる。(中央48勝、地方15勝)

まだまだありそうですが、とりあえずこの辺で。

ご存知のとおり、森秀行調教師は本家本元のJRA賞でも最多勝利調教師、優秀技術調教師を獲得し、本来ならば「イグ」であらためて受賞していただくまでもないとも考えました。しかし1年間通してさまざまなネタを提供し続け、その一方でちゃんとリーディングや重賞も獲得するしたたかさ。地方営業の巧さや国際レースの登録(無料)を利用した厩舎宣伝などよく知られていますが、それらの地道な努力がスーパーシルバーコレクターのシーキングザダイヤや、佐賀で初勝利を挙げたトーセンシャナオーのようなコアなファンがいるネタ馬を生んだ下地となり、地方交流の勝ち差で藤沢和雄厩舎のリーディングを阻むという快挙に結びついたのでしょう。というわけでダブル受賞でもいいじゃない、という結論に至りました。

一応フォローしておきますが、けっこう茶化して書いてはいるものの、森秀行先生の手腕には呆れるほど関心させられます。ネタや批判の元になっているさまざま行為もすべてルールに則った正当な手段、ただ人と明らかに違うことをやっているから目立ってしまうだけのこと。「人と同じことをしていては駄目だ」という気持ちがなければ進化がない。その全てが正しいとは限りませんが、勝負の世界で自分の行為とそこから得られる結果だけを頼りに新たな道を開拓していくことは決して容易ではありません。調教師界のパイオニアの今後の動向に注目しましょう。

ちなみに、トーセンシャナオーはフェブラリーをステップにドバイワールドカップデイの競走を目標にしているようです・・・
posted by 馬砂雪 at 20:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 競馬コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月04日

負けない・抜かせない・強いホウオー/共同通信杯回顧

今日は競馬場いってきました。フサイチホウオーがまたやってくれましたね。どこまで連勝を続けるのでしょうか?

成績・レース映像
http://jra.jp/datafile/seiseki/replay/2007/013.html


単勝1.4倍、かなり被った人気でした。馬体重もプラス10キロでパドックでは腹周りに若干の余裕が感じられる仕上がり。もともと体型的に太く映るタイプとはいえ、ラジオNIKKEIの時のしっかり絞れた馬体と比較すると一抹の不安がよぎりました。

ただ、馬場に出ると元気いっぱいに返し馬をしていつものホウオー。有り余る力を発散させるように鞍上になだめられながらパワフルなフットワークを披露していました。レースは一団で進む展開で平均〜ややスロー、ホウオーは中団で折り合いをつけ4コーナーで外に持ち出すと一気に先頭へ。内で先に仕掛けたフライングアップルは並ばせないまま抜き去るが、大外強襲のダイレクトキャッチは完全に脚色が上で一瞬やられたと思いました。でも並んだら最後まで抜かせずクビ差凌いでそのまま押し切ってしまいました。

本当に「負けない」馬だなぁと・・・。付けた着差はいつも大したことないけど、そのたびに「着差以上に〜」と言われる馬。
タイムトライアル的な勝負で絶対的な存在だとは思いませんが、とにかくやたらと勝負強い。圧倒的に実戦向きタイプ、「競馬が強い」って感じ。今日のレースもフライングアップルを目標に一度抜き去ったら競馬を止めようとしていましたが外からダイレクトが視界に入るともう一度踏ん張って見せました。負けん気の強さはすごいものがあります。テイエムオペラオーや最近だとカワカミプリンセスにも共通するところがあるかな。こういうタイプの馬がデビューから未だ負け無しで連勝を続けているということは非常におもしろいなぁと思います。

でも他陣営にとっても打倒ホウオーの具体的な戦略がはっきりしました。先に行かない、並ばない、気付かせない。ゴール直前で大外から一気に抜き去る競馬が理想、今回は結局届かなかったとはいえダイレクトキャッチの乗り方は正解だったと思います。出し抜けというと聞こえが悪いですが、ホウオーが本気の走りをする前に離れた位置から差しきるやり方が最もスマート。ホウオーはそういう点で不安がありますので、一頭になっても気を抜かずに伸びる走りを覚えることが課題でしょう。競馬だからいつかは負けるとは思いますが、出来ればこのまま勝ち続けてほしいものです。
その他では、2番人気ニュービギニングは4着。過去の戦歴やパフォーマンスからこの馬が上がりの勝負では分が悪いのはある程度分かっていました。4着というのはなんとも微妙ですがホープフルS勝ちぐらいの力は出したと思います。パドックでも相変わらず頼りない馬体でこれでOP勝ち出来ちゃうのはさすがに血統だなぁと感心してましたが、今回は末脚爆発とは行きませんでした。この馬に関しては「通例からいけば足りない馬だが、血統的な潜在能力の可能性に賭ける」というのが戦前での評価でしたし、兄のような爆発的な瞬発力が出なかったという時点でこの結果は順当という訳です。これから競馬を覚えてキャリアをつめばどんどん成長する可能性もありますし、次走が注目されます。

フリオーソは・・・、全然ダメでした(爆)。3コーナーではやくも鞍上の手が動きまったく見せ場なく惨敗。馬体チェックでは危険承知でプッシュしてみましたが、今日のパドックでも抜群の馬体、周回はやや硬さがあるものの繋ぎの印象は良くこれなら芝でも・・・と思い果敢にホウオーと馬連一点勝負!あえなく撃沈しました。結果論の言い訳になりますが、今日のように時計の速い東京の芝で、サンデー系ばかりが連対する流れ、ペースも落ち着きそうな少頭数・典型的逃げ馬不在、どう考えてもBT産駒でダート実績馬がいきなり勝ち負けできる状況じゃなかったですね、自分はそういうとらえ方は苦手ですが実際2着のダイレクトキャッチが東京新馬戦で33秒台を計時していたことなどを考えても、切れる馬を選ぶべきだったのでしょう。馬自体は素晴らしかっただけに残念。

ホウオーはこの後は皐月賞に直行するようです。そこまで父と一緒じゃなくても・・・。NHKマイルCを使う可能性は低い用ですし、皐月賞を叩いてダービーというのが青写真?でも負けてないだけに無用のプレッシャーがあるでしょうね。ちなみに父の当時もいわれてましたが共同通信杯→皐月賞直行のローテで勝ち馬は過去にいません。もちろんダービーが大目標として、そこに100%に持っていくためにどのような仕上げをしてくるのか非常に興味深いところです。体重も500キロ以上あり脚元への負担もあるので使い詰めよりはいいと思いますが。

個人的には、今度職場を移る関係で今後プライベートでの中央競馬場観戦がなかなか難しくなりそうなので、友人との競馬観戦の見納めと思って今日は東京に赴きました。馬券はさっぱりだったのがいかにも自分らしいですが、目の前でホウオーが勝つところを見れて嬉しかったですね。いい思い出になりそうです。

houo7.jpghouo8.jpg
posted by 馬砂雪 at 22:51| Comment(0) | TrackBack(3) | レース回顧 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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